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スマホアプリを導入するウェルピーポイント制度。スマホを使えない人にはQRコード付きの新カードへの移行を呼び掛ける=加古川市役所
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スマホアプリを導入するウェルピーポイント制度。スマホを使えない人にはQRコード付きの新カードへの移行を呼び掛ける=加古川市役所

 ボランティアや健康づくりなどの活動でポイントを得られ、加盟店での買い物や学校園への寄付に使える兵庫県加古川市の「かこがわウェルピーポイント制度」が、4月からスマートフォンのアプリに移行する。現行では利用にICカードの提示が必要だったが、スマホ画面のQRコードを読み取る方式に変更。店側の利用料も減額し、市民、事業者が参加しやすくする。スマホを使えない人には、QRコード付きの新たなカードを発行する。(斉藤正志)

 同制度は、地域活動を活性化するため、2017年度から開始。ポイントがもらえる当初の対象は、通学路の見守り活動や学校行事への協力などのボランティア活動だったが、現在はいきいき百歳体操や防犯リーダー養成講座への参加などにも拡大。1回につき50ポイントを付与しており、記録するカードを累計約1万4千枚発行してきた。

 飲食店や洋菓子店、運動具店など同市内の45店で、1ポイント1円で利用できる。市内の学校園へ寄付することもでき、これまでボールや楽器購入などに充てられた。

 今回はさらに利用を促すため、市がアプリの導入を企画。店側はこれまでカード読み取り用の専用端末を設置する必要があったが、導入後はアプリを入れたスマホで利用できるようになる。これに伴い、利用料も現行の月3850円から、月1100円と3分の1以下にし、新規加盟もしやすくする。

 現在のICカードは今年3月末で使えなくなる。利用者はスマホにアプリ「yuifill(ゆいふぃる)」を入れ、移行手続きが必要となる。アプリでは、保有ポイント数や加盟店の所在場所の確認ができる。

 引き続きカードでの利用を希望する場合は、市市民活動推進課か、同制度を運営する事務局「まいぷれ加古川」(同市加古川町溝之口)の窓口で新しいカードの発行を受ける。

 リニューアルキャンペーンとして、市は22年度にアプリか新カードでポイントをためたり使ったりすれば、1回に限り300ポイントを贈る。同課は「これまでカードを持っていなかった人も、ぜひアプリを使ってみてほしい」と呼び掛けている。同課TEL079・427・9764

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