東播

  • 印刷
「坊主カフェ kiseki‐no‐ima」の「梅みつミルクかき氷」を紹介する木村正幸住職=加古川市加古川町溝之口
拡大
「坊主カフェ kiseki‐no‐ima」の「梅みつミルクかき氷」を紹介する木村正幸住職=加古川市加古川町溝之口
「TAKAMIOKAKI」の「おかき屋さんの播磨しろくま氷」=加古川市加古川町粟津
拡大
「TAKAMIOKAKI」の「おかき屋さんの播磨しろくま氷」=加古川市加古川町粟津
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 夏真っ盛り。今年は梅雨も早く明け、暑い季節が例年よりも長くなりそう。熱中症には気を付けながら、夏を満喫したい。東播支社の記者たちが、地元で暑さを克服できるスポットや楽しみ方を紹介する。

■【坊主カフェ】和の空間で味わう甘さ

 肌を刺すような日差しが照り付ける。こんな時は、体の中から冷やしたい。かき氷を求めてまちへ出た。

 最初に向かったのは、兵庫県加古川市加古川町溝之口にある「坊主カフェ kiseki-no-ima(キセキノイマ)」。ビル2階の入り口で、靴を脱いで入る。開放感ある窓の上部に障子を配し、竹が見える「和」の空間が広がっていた。

 照徳寺(同市八幡町下村)の木村正幸住職(59)らが2016年5月、断食スペース「ビハーラけんしんりょう加古川養生所」の一角に開設。断食に取り組む人がスープなどを飲み、法話を聞く場として設けたが、一般にも開放している。

 「梅みつミルクかき氷」(860円)は高さ約20センチの氷の上に、自家製のシロップ漬けの梅がのっていた。氷を口に入れると、シロップとミルクの甘みが、梅のかすかな酸味で一層引き立つ。

 梅の果肉も軟らかく、甘みが舌に溶けていく。実は私は梅が苦手だったのだが、酸っぱさもなく、気付けば種だけになっていた。

【メモ】「坊主カフェ-」は午前11時~午後6時。水だしプレミアムコーヒー(アイス・630円)、ぜんざい(750円)なども人気。月曜休み。TEL079・455・7378

■【タカミオカキ】しろくまの中から果物

 次に向かったのは、おかき店「TAKAMIOKAKI(タカミオカキ)」=同市加古川町粟津。店内のカフェで、交流サイト(SNS)で評判の「おかき屋さんの播磨しろくま氷」(千円)を提供している。

 おかき職人の高見恭平さん(44)と兄が、16年12月に店をオープンさせた。カフェは、おかきを注文した客が休む場所だったが、17年春、シロクマ形のかき氷を発案。「インスタ映えする」と話題になった。

 真ん丸の氷に、おかき2枚を付けて耳に。小豆の目玉は金粉で輝かせ、口はアイスでかたどる。パイナップルとブルーベリーのリボンが、愛らしい。

 形を崩すのが惜しいと思いながら、頭にスプーンを入れる。氷が崩れると、中にはマンゴー、パイナップル、きなこをまぶしたおかきが入っていた。おかきのざくざくとした食感が心地よく、自家製のミルクソースときなこの上品な甘さを引き立てる。

 季節によって使う果物などを変え、客から「どんどんかわいくなっていく」との声も。恭平さんは「目で見て、舌で味わって、笑顔になってくれれば」と目を細めた。(斉藤正志)

【メモ】「TAKAMIOKAKI」は午前10時~午後7時(カフェは午前11時~午後6時ラストオーダー)。TEL079・440・1849。かき氷は、西脇市下戸田のカフェ「TAKAMI COFFEE」でも提供する。

東播
東播の最新
もっと見る
 

天気(9月8日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 40%

  • 33℃
  • ---℃
  • 50%

  • 34℃
  • ---℃
  • 20%

  • 34℃
  • ---℃
  • 40%

お知らせ