伊能忠敬の旅路を巡っているフランス人ジャーナリストのエチエンヌ・バラールさん(左)。高砂市では高塚洋さん(右)に取材を行った=高砂市阿弥陀町生石
伊能忠敬の旅路を巡っているフランス人ジャーナリストのエチエンヌ・バラールさん(左)。高砂市では高塚洋さん(右)に取材を行った=高砂市阿弥陀町生石

 江戸時代の測量家・伊能忠敬(1745~1818年)の足跡をたどっているフランス人ジャーナリストのエチエンヌ・バラールさん(60)=東京都=が高砂市を訪れた。同市で研究に取り組む高塚洋さん(81)=米田町米田新=と交流を深めるのが狙いで、一緒に曽根天満宮(曽根町)や生石神社(阿弥陀町生石)を巡り、伊能忠敬に関する情報を交換し合った。(中川 恵)

 バラールさんは約40年前に来日し、新聞社が発行する雑誌などに記事を執筆してきた。数年前に伊能忠敬記念館(千葉県)を訪れた際、55歳から測量を行い、精度の高い地図を作った生きざまに興味を持った。元々旅好きで、忠敬の歩みを自分の目で確かめようと、キャンピングカーで日本各地を回っている。