Xに投稿された「理由あり天使」と書かれた一枚のPOPの写真が注目を集めています。投稿主は、ユニークなアクセサリーを制作・発信している、アカウント名「謎需要アクセサリー ららら」さん(@likelovelikes)。
とあるスーパーマーケットの「理由ありコーナー」で、他の商品が「理由あり玉ねぎ」などと表示されている中、ひときわ異彩を放っていたのが、茨城県産「理由あり天使」というPOP。「商品の名前ではなく、なぜ天使…?」と混乱する中、らららさんは思わず夫婦で“天使の事情”に思いを馳せてしまったそうです。
「理由ありの商品にしては、名前が抽象的すぎて(笑)。まるで小説のタイトルみたいって夫と話していました」(らららさん)
理由あり商品として並べられていたのが「紅天使」という品種のサツマイモだったことから、このように「理由あり天使」というネーミングが生まれたようです。しかし今回の投稿には、「多分きっと翼の折れた天使(エンジェル)」「堕天使かな?」など、”天使”というワードに惹かれた人のコメントが寄せられました。
らららさんは「このPOPに引き寄せられた理由は“違和感”だと思います」としたうえで、自身の制作する「謎需要アクセサリー」との共通点を語ります。
「作品制作時には、こんなものがアクセサリーになったら違和感がある(目立つ)だろうな、と思うものを作るようにしているんです。今回は普通の野菜たちの中に突然現れた”天使”のその違和感に引き寄せられてしまったので、そこが共通しているのかなと思います」(らららさん)
そんな“違和感”は、どのように作品として形になるのでしょうか?
「アイデアが浮かぶのは、圧倒的にトイレの中です(笑)。ぼーっとしている時に、“あれってアクセサリーになったら変じゃない?”と思ったものがヒントになります。今回の『理由あり天使』みたいな、日常のちょっとしたおかしさって、ネタの宝庫ですね」(らららさん)
そんならららさんに、「理由あり天使」をアクセサリー化するとしたらどんな作品に仕上げるか聞いてみました。
「スーパーのPOPの形と理由あり天使というワードの相性がよかったのでスーパーのPOPの形を活かしつつ、天使以外にも様々なものをワケありにしたアクセサリーを制作してみたいです」(らららさん)