子育て中の10年間、泥んこ遊びに付き合った「動きやすさ重視」の服装/はなさん(@obasan_hana41)提供
子育て中の10年間、泥んこ遊びに付き合った「動きやすさ重視」の服装/はなさん(@obasan_hana41)提供

子育て中の日常を映したInstagramの投稿に対し、フォロワーから寄せられた「服装がおばさん」というコメント。この一言に衝撃を受け、ファッションのイメージチェンジに挑戦した41歳女性の変身記録が注目を集めています。投稿主は、3人の男の子を育てるはなさん(@obasan_hana41)。その辛辣な一言をきっかけに、彼女の自己肯定感を大きく変える挑戦が始まりました。

SNSに投稿を始めて5本目の動画に、ある日突然寄せられた「服装がおばさん」というコメント。はなさんは当時、その言葉を率直にこう受け止めたと振り返ります。

「自分では何も考えていなかったし、服装にも気を使っていなかったので、『あ、そうなのか、やっぱ老けてるんだ私』と思いました。他の人から見たら老けて見えるんだと実感しました」

これまで、はなさんの服装が「動きやすさ重視」になった背景には、3人の活発な男の子たちとのライフスタイルがありました。

「子供が3人いて全員男の子。活発で外で遊ぶと真っ黒になるし、走り回ったり高いところに登ろうとしたりするため、動きやすさ重視・汚れてもいい服装になりました。子供が生まれてからの10年間、常に泥んこ遊びに付き合う生活でした」 と、10年間におよぶ子育て生活を語ります。

悩むはなさんの背中を押したのも、またSNSのコメントでした。「パーソナルカラー診断や骨格診断をしてみたらどうですか」という助言を受け、情報収集を始めたはなさん。特に「骨格診断」に惹かれたのには、明確な理由がありました。

「骨格が分かれば、似合う服の形が分かると知ったのがきっかけです」

診断結果が判明した時、はなさんは驚きを感じたと言います。 「自分ではストレートだと思っていたのですが、ウェーブと診断されて意外でした。『自分の感覚と診断結果は違うんだな』と感じました」 と、長年の自己イメージとの違いに気づかされました。

診断結果を元に「10年ぶりにスカートを買いに行った」というはなさん。久しぶりのファッションアイテムの買い物では、「試着が苦手で、試着せずに帰ったため『入るかな、大丈夫かな』と不安がありました。ただ、事前に決めていったので、特に悩まずパパッと買って帰りました」と、新しい一歩を踏み出したものの、試着室での葛藤があったことを話します。

新しいファッションに身を包んでみて、「スースーした(笑)」という素敵な感想を漏らしていたはなさんですが、ご自身の気持ちの面でも大きな変化がありました。

「気持ちが明るくなりました。以前は『みんな可愛い格好してるけど、私は似合わない』と思い、出かけるのも億劫だったのですが、最近は外に出るのが億劫でなくなり、人と比べることもなくなりました」 と、内面からの変化を語ります。

イメージチェンジされた姿を見て、周囲の反応も好意的なものばかりでした。

特に、スカートを履く母親のイメージがなかったという息子たちからは、「『ドレス、お母さんドレスかわいいね』『かわいい、似合ってるね』と言ってくれました」 と、温かい言葉をもらいました。

さらに、周りの人々からも 「外に出る機会が増えたこともあり、『若返ったね』『綺麗になりましたね』と言われるようになりました。フォロワーさんに会うと『すごく変わられましたね』と言われるようになりました」と、新しい自分に対する嬉しい反応があったことを明かしました。