「仮面」と聞いて何を思い浮かべるだろう。ヒーロー？ それとも伝統芸能？ さまざまな時代やシーンで使われてきた面を集めた特別展「日本の仮面 －芸能と祭りの世界」が、国立民族学博物館（大阪府吹田市）で開かれている。各地の祭事や芸能から、その歴史や仮面と人間の関係を紹介する。（安藤真子）
同館の創設５０周年記念展で、コレクションに加え、国内各地の神社や保存会に残る約７００点を展示。県内のものでは加東市・上鴨川住吉神社の「りょんさん舞」の「王鼻面（おうのはなめん）」や、香美町香住区一日市（ひといち）の三番叟（さんばそう）面や翁面が飾られている。
