女子サッカーなでしこリーグ１部のＡＳハリマアルビオンは２日、敵地・東京でスフィーダ世田谷ＦＣを２－１で下した。首位相手の逆転劇で今季６勝目。リーグ戦はここから約２カ月の中断期間を挟み、９月に再開する終盤戦で上位進出に照準を合わせる。

　炎天下のピッチでも、集中力は最後まで切らさなかった。前半早々に先制されたが直後にＦＷ新堀華波の右足で追いつき、一進一退の展開に。後半も運動量が落ちないハリマは徐々にペースを握り始める。終盤、得点の予感を漂わせながらもゴールをこじ開けられない時間帯が過ぎたアディショナルタイム、守備ラインを読んで右サイドに駆け上がったＤＦ杉田めいが豪快に決勝弾を蹴り込んだ。

　小野鈴香監督は「選手たちはよく走り、最後まで集中して戦ってくれた。着実にチーム力が上がって、今日の勝利は自信につながる」と、選手の健闘をたたえた。（大山伸一郎）

■長いようであっという間　中野里乃（なでしこリーグ通算１５０試合出場を達成）

　率直に１５０試合、長いようであっという間だった。チーム関係者とファン、サポーターの皆さま、チームメイトのみんなに感謝の気持ちでいっぱい。またどんな時も一番に応援してくれる親にも感謝しています。

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