避難所で被災者の話に耳を傾ける「のじぎくパトロール隊」の隊員ら=1995年3月9日、神戸市兵庫区(県警提供)
避難所で被災者の話に耳を傾ける「のじぎくパトロール隊」の隊員ら=1995年3月9日、神戸市兵庫区(県警提供)

 阪神・淡路大震災から間もなく、避難所を回って被災者の声に耳を傾ける女性警察官の部隊ができた。兵庫県警による「のじぎくパトロール隊」。震災を機に発足した同隊の取り組みは、災害支援のモデルとして全国の警察に広がった。「心のケア」が広く知られていなかった30年前、何を感じながら任務に当たったのか。元隊員らに聞いた。