ラグビー・リーグワン1部の神戸を指揮するレニー・ヘッドコーチ(HC)が20日、神戸市東灘区のクラブハウスで取材に応じた。第8節を終え、昨季を下回る3勝5敗、6位と低迷する現状について「一貫性と精度が今の課題だ」と話した。
昨季の5位を上回る成績を目指すが、道は険しい。8日にあった第7節の東京SG戦は終盤に追い上げながらも29-31で惜敗し、連勝ストップ。第8節の東京ベイ戦(15日)では20-3で折り返した後半に逆転され、2度目の2連敗を喫した。
第7節は後半、第8節は前半で主導権を握れていただけに、レニーHCは「(80分間を通じて)コミュニケーションが取れていない部分がある」と指摘した。一方、敗れた4試合は7点差以内で勝ち点「1」を得られていることを踏まえ、「常に勝てるチャンスはある」と前を向く。今季の折り返しとなる次節トヨタ戦(22日・花園ラグビー場)へ、「正しい結果(勝利)を取っていきたい」と表情を引き締めた。
また、神戸は次節のメンバーを発表し、アーリーエントリー選手のフランカー、ソロモネ・フナキ(京産大)が初めてベンチ入りした。(山本 晃)