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印南野文華79号を手にする「印南野半どんの会」のメンバー=稲美町国安
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印南野文華79号を手にする「印南野半どんの会」のメンバー=稲美町国安

 兵庫県稲美町を中心に、県内外の文芸愛好家や郷土史家らでつくる芸術文化団体「印南野(いなみの)半どんの会」が、創立40年を迎えた。随筆や郷土史研究、短歌、小説などを載せる機関誌「印南野文華」を年2回発行し、6月には第80号を刊行予定。メンバーは「地域に根差した文化活動を、これからも発信し続けたい」と意気込む。(斉藤正志)

 半どんは、仕事が午前中で終わり、半日休みだった土曜を意味する俗語。県や神戸市の職員が集い、午後から趣味を語り合う会として1952年に「半どんの会」が生まれた。さらに、80年11月には、文化振興の活動趣旨に賛同した稲美町の有志ら約30人が「稲美半どんの会」を結成。初代代表は、国文学者の故中嶋信太郎(のぶたろう)さんが務めた。

 町外の会員が増えたことから、89年に今の名前に変えた。現在は加古川、高砂、明石、姫路市、播磨町など県内各地のほか、東京都や横浜市をはじめ県外を含む計約180人が参加。新型コロナウイルスの感染拡大で2020年度は開催できなかったが、文化人らを招いた講演会や伝統芸能などの芸術鑑賞会を毎年催している。

 82年に創刊した印南野文華は、毎年1、6月に発行を続けてきた。伝統文化の起源を調べた研究、欧州での見聞をつづった紀行文、日常のささいな出来事から着想を得た詩などを掲載。地域の文芸愛好家らの貴重な発表の場になっている。

 4代目の代表を務める坂井永利さん(79)=稲美町=は「会員たちの熱い思いで、ここまで継続することができた。地元に視点を置いていることが、共感を得られたと思っている。さらに活動を充実させていきたい」と話す。

 印南野文華は会員に発送しているほか、1部700円で販売している。

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