新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、兵庫県加古川市の加古川河川敷や日岡山公園周辺など東播地域の大半の駐車場が閉鎖されている。公共の公園内では飲酒、飲食が禁止され、バーベキュー施設やキャンプ場も使えない。人の流れを減らす狙いだが、昨年に続いて今年の大型連休も、楽しめる屋外レジャーは限られそうだ。

　駐車場について、加古川市は図書館併設や窓口対応がある公共施設以外は閉鎖する。中体連、高体連の公式試合がある施設は関係者のみ使えるようにし、高砂市も高校野球の県大会がある市総合運動公園は閉鎖しない。同市では向島公園や市ノ池公園も開いているが、担当者は「殺到するなら閉鎖も検討する」とする。

　播磨町は４月１日にリニューアルした望海公園について、人出が減らないため、他の公園と合わせて５月１日から駐車場を使えなくする。稲美町は各公園の駐車場は閉鎖しないが、稲美中央公園、天満大池公園のバーベキューサイトなどは利用できない。（若林幹夫、門田晋一）

　閉鎖されている駐車場は次の通り。

　【加古川市】加古川河川敷緑地（両荘、米田、新神野、河原各地区）、日岡山公園、浜の宮公園、権現総合公園、志方東公園、鶴林寺公園、尾上公園、平荘湖あじさい園、加古川大堰記念公園、加古川運動公園陸上競技場、加古川河川敷マラソンコース前、加古川ウェルネスパーク（図書館のそばを除く）、ウォーキングセンター、長楽園グラウンド、旧アクア交流館前、高御位山成井登山口、升田山登山道、みとろフルーツパーク

　【高砂市】県立高砂海浜公園、県立あらい浜風公園、県立高砂西港みなとの丘公園、高砂河川公園（小松原、米田両地区）

　【播磨町】（５月１日から）望海公園、野添であい公園、大中遺跡公園、石ケ池公園、あえのはま広場