東播

  • 印刷
開会式で司会を務める大島璃子さん=西宮市甲子園町、甲子園球場(代表撮影)
拡大
開会式で司会を務める大島璃子さん=西宮市甲子園町、甲子園球場(代表撮影)
開会式で司会を務める大島璃子さん=西宮市甲子園町、甲子園球場(代表撮影)
拡大
開会式で司会を務める大島璃子さん=西宮市甲子園町、甲子園球場(代表撮影)
開会式で司会を務める大島璃子さん(右から2人目)=西宮市甲子園町、甲子園球場(代表撮影)
拡大
開会式で司会を務める大島璃子さん(右から2人目)=西宮市甲子園町、甲子園球場(代表撮影)

 熱戦が続く全国高校野球選手権大会の開会式で、白陵高校(兵庫県高砂市阿弥陀町阿弥陀)の放送部で3年の大島璃子さん(17)=同県赤穂市=が司会を務めた。6月に神戸市で開かれたNHK杯全国高校放送コンテスト(Nコン)県大会のアナウンス部門で準優勝し、同校初の大役を果たした。新型コロナウイルス禍で一度は消えかけた夢だったが、大島さんは「後輩に『やればできる』と示せて良かった」と振り返る。

 同校は中高一貫校で、大島さんは中学1年から放送部に所属。入部直後、高校の先輩から「Nコンで上位に入ると甲子園で司会ができる」と教えられた。「かっこよくて、見ている人から注目される。プロじゃないとできないことを高校生が担当できるって、本当にすごい」。司会として聖地に立つことが夢になった。

 同部では、朗読とアナウンスを両立。透き通った声と抑揚をつけた話し方で、高校1年時には県総合文化祭でアナウンスの金賞を受けた。着実に腕を磨き、迎えた2年生。待ち受けていたのはコロナ禍だった。

 同校では受験勉強に集中するため、高2で部活を退くのが一般的だった。最後のチャンスだった昨年は、Nコンと夏の甲子園の両方が中止に。秋以降、一度は勉強にかじを切ったが「悔いを残さないよう納得できる形で終わりたい」と、3年生でのNコン出場を決めた。4月から再び部活に加わり、月2回ほどあった模試との両立にも奮起した。

 アナウンス部門は、学校や地域に関するニュースを1分半の原稿にまとめ、発表する形式。大島さんは同級生の話題を取り上げた。ブランクもあり、「声が出ず、思うように口が回らなかった」。コロナ禍で他校との合同練習も思うようにできなかったが、Nコンの直前まで原稿を練り直すなどし、準優勝につなげた。

 初めて訪れた甲子園は「観客席の多さと球場の大きさ、きれいに整備された土。全てが驚きだった」。開会式ではNコン優勝の生徒と共に、出場校名を読み、大会歌「栄冠は君に輝く」が作られた時代背景も紹介。大会歌を独唱した歌手で俳優の山崎育三郎さん(35)の名前も読み上げた。

 「無観客だったこともあり、あまり緊張しなかった。実感が湧かないまま、気付いたら(開会式が)終わっていた」。夢の舞台は一瞬だった。先輩や後輩はテレビで見て、「誇らしいよ」「私も絶対に司会をやりたいと思った」と会員制交流サイト(SNS)でコメントをくれた。

 司会を経験し、大島さんは自らの声で何かを発信する仕事に魅力を感じたという。「部活の成果を形にできて良かったし、高校の名前を多くの人に知ってもらえたのがうれしい。何より、自分に自信が持てた」と充実した表情を見せた。(千葉翔大)

東播
東播の最新
もっと見る
 

天気(10月19日)

  • 22℃
  • ---℃
  • 20%

  • 22℃
  • ---℃
  • 60%

  • 22℃
  • ---℃
  • 30%

  • 22℃
  • ---℃
  • 40%

お知らせ