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惜しまれながら“閉村”する「よってこ村・荒井」=高砂市荒井町扇町
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惜しまれながら“閉村”する「よってこ村・荒井」=高砂市荒井町扇町
感謝祭をアピールする宮本幸弘施設長=高砂市内
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感謝祭をアピールする宮本幸弘施設長=高砂市内

 兵庫県高砂市荒井町扇町にあり、13年間で延べ10万人以上が利用してきた住民交流施設「よってこ村・荒井」が、来年3月末で“閉村”する。新型コロナウイルス感染拡大に伴う活動自粛で、運営資金の確保などが難しくなったという。仲間づくりを促し、地域を元気づけてきた活動の集大成として、10月31日に施設内で最後の催し「感謝祭」を開く。(笠原次郎)

 同施設は2008年、荒井地区の活性化を目指して開設。世代や分野ごとに活動する団体の横のつながりをつくろうと、「寄っておいで」を意味する播州弁「よってこ」を施設名にした。地元のごみ焼却炉メーカー「タクマ」播磨工場の厚生施設(鉄骨2階建て延べ約300平方メートル)と敷地約2500平方メートルを無償で借りて拠点とし、自治会や婦人会など13団体で委員会をつくって運営してきた。

 舞台発表などの催しでは1日に約2千人を集めた。地域から集めた不用品を売るフリーマーケットも開き、使わなくなった家電も無料で回収してリサイクル。施設内では将棋や本の読み聞かせ、オカリナなど各種教室も開いてきた。

 だが感染が拡大した昨年以降、イベントの自粛が続き、運営資金の確保が困難に。今後も厳しい状況が予想されるため、現在の建物を使った活動を来年3月末でやめ、4月からはイベント企画などに軸足を移す。

 感謝祭は、10月31日午前10時~午後2時半。特設ステージは同県丹波市拠点の和太鼓グループの演奏で開幕し、ペルーの民族音楽に続いて沖縄の三線(さんしん)が登場するなど国内外の音色が響く。音大出身のトランペットデュオはピアノやドラムとの協演でフィナーレを飾る。

 参加自由で出品無料のフリーマーケットでは、地域住民らが手作りの品などを販売。施設内の椅子や机、食器などは「ゼロ円市」として無料で持ち帰れる。

 来場者全員を対象にした表彰もあり、よってこ村の役員が午後1時に、奇抜な服装の来場者やユニークなパフォーマンスをした出演者らに豪華景品を贈る。宮本幸弘施設長(74)は「地域を元気づけ、仲間を増やすという役目はある程度果たせた。最後は皆さんに恩返しをしたい」と話す。

 雨天時は11月3日に延期する。

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