兵庫県高砂市出身の女性デュオ「花＊花」が１１月２０日、同市高砂町朝日町１の市文化会館で凱旋（がいせん）公演する。メジャーデビュー２０周年の昨年、故郷で予定していた公演が新型コロナウイルス禍で延期に。今回、単独ライブとしては２００３年以来、１８年ぶりとなる地元でのコンサートを盛り上げようと、意気込んでいる。（笠原次郎）

　花＊花のこじまいづみさん（４４）とおのまきこさん（４５）は小学生の時、同市内の合唱団で同期だった。高校卒業後、神戸市の音楽専門学校で再会したのがきっかけとなり、１９９５年にデュオを結成した。

　「あ～よかった」で２０００年にメジャーデビューを果たすと大ヒットとなり、同年に紅白歌合戦に出場した。地元の高砂市では０１年と０３年に公演し、０３年に活動を休止。０９年に活動を再開し、１８年には公演などを通じて高砂を盛り上げる市応援大使に就任した。

　２０周年の昨年、同市などを回るツアーを企画していたが、コロナ禍でかなわなかった。今回、こじまさんは「心からの『歌える幸せ』をステージからお届けしたい」。おのさんも「コロナで高砂になかなか帰れなかったので、故郷の皆さんにお会いできるのが楽しみ」と話す。当日は「あ～よかった」や「さよなら大好きな人」などを披露する。

　コンサートは、市文化会館を運営する「たかさご文化創造プロジェクト」と市観光交流ビューローの共催。午後４時開演。全席指定で、前売りは中学生以上が６千円、４歳～小学生が３千円。３歳以下は保護者１人につき１人まで膝の上なら無料。チケットは同会館やローソンチケットなどで販売している。高砂市文化会館ＴＥＬ０７９・４４２・４８３１