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大型遊具などの設置に伴い、閉鎖される権現総合公園キャンプ場=加古川市志方町野尻
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大型遊具などの設置に伴い、閉鎖される権現総合公園キャンプ場=加古川市志方町野尻
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 1994年に計画されてから、経済環境の悪化で凍結となっていた権現総合公園(兵庫県加古川市志方町野尻、平荘町中山)の「ハイウェイオアシス事業」について、加古川市は事業内容を大幅に縮小することを決めた。物販・飲食館やコテージ村、巨大噴水などを設ける大型プロジェクトだったが、整備する面積を約6分の1にし、子ども向け大型遊具と自転車愛好家の休憩所を設置。2025年4月のオープンを目指す。現在、暫定利用されているキャンプ場は来年5月9日に閉鎖する。(斉藤正志)

 市は94年、日本道路公団(現西日本高速道路)と基本協定を締結。約25・2ヘクタールに、展望台につながる100メートル級のエスカレーターや、キャンプ場、権現湖畔のボート乗り場などを整備する計画を立てた。

 97年12月の山陽自動車道全線開通による権現湖パーキングエリア(PA)供用開始に合わせ、高速道と一般道の両方から利用できる施設として、同年3月に完成予定だった。隣にテーマパーク「インド村」を設ける構想も浮上するなど、大型プロジェクトとして注目された。

 しかし、バブル崩壊後の長引く不況を受け、2003年度までに事業を3度延期。市は02年度までに山林約15・7ヘクタールを用地買収し、04年度に一部の土地造成工事を終えた後、事業は凍結された。これまでに約27億円を投じたという。

 05年8月、事業用地の暫定的な利用として、キャンプ場を開設。年間約7千人の利用があったという。

 市は14年、計画を「バブル景気の産物」として正式に撤回。事業内容を見直し、15年3月にアスレチック施設や大型遊具、キャンプ場を設ける計画を立てた。16、17年度には飲食施設を設けるため、参入する民間事業者を探ったが、意欲を示す事業者がなく、断念していた。

 今回は市の厳しい財政状況を受け、事業をさらに縮小。整備面積は、94年の当初計画から6分の1の約4ヘクタールになる。権現湖畔は県のサイクリングコースに設定されており、自転車愛好家ら向けに休憩所を設置。小学生以下の利用を想定した大型遊具や、乳幼児向け遊具も設ける。高速道と一般道の両方から利用できる。

 既に西日本高速道路とは大筋で合意し、22年9月に着工する予定。

 市公園緑地課は「事業内容は当初から大幅に変わるが、サイクリストや子育て世帯の憩いの場などとして活用したい」としている。

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