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容器から注射器に移されるファイザー製ワクチン=今年3月、加古川市内
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容器から注射器に移されるファイザー製ワクチン=今年3月、加古川市内
モデルナ製ワクチンの容器
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神戸新聞NEXT
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 新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で、国が1、2回目と異なる製品を使う「交差接種」を認め、米ファイザー製、米モデルナ製の両方を自治体に供給する方針を打ち出したことを巡り、兵庫県の東播2市2町に困惑が広がっている。2回目まで主流だったファイザー製に希望が集中することが予想され、ワクチンが足らなくなる恐れがある。取り扱いを間違えないための対策も必要で、各市町とも対応を迫られている。

 今年春に始まった一般住民向けの接種で、国は東播2市2町にファイザー製を供給。モデルナ製は、国、県の大規模接種会場などで使われた。接種時の用量が違うことや、モデルナ製は希釈する必要がないことなど、取り扱い方は異なる。

 国は11月に、来年3月までの配分量を、県を通じて市町に通知。ファイザー製を55%程度、モデルナ製を45%程度の割合で供給する方針を示したことが、波紋を広げた。2回目までファイザー製を接種した人に、3回目も同製品で打てるだけの供給量がなく、モデルナ製を使用しなくてはならないためだった。

 加古川市では、2回目のファイザー製の接種から、3月までに8カ月以上経過する高齢者が約6万8千人いる。3回目で全員にファイザー製を打つには、約2万8千人分が足りない。

 同市は2月から、ファイザー製の集団接種会場を5カ所設ける。そのうち市民会館で、モデルナ製を使う曜日を設定する予定。当面は、事前に接種日時や会場をはがきで通知することにしており、ファイザー製を割り当てる。

 接種が一定程度進んだ段階で、インターネットか電話での予約方式に切り替え、ワクチンの種類を選んでもらうことも検討する。

 高砂市は、集団、個別接種の会場ごとか日程ごとにワクチンの種類を決め、予約時に選べるようにする方針という。担当者は「ワクチンの取り扱い方を間違えないよう、同じ会場で同じ日に2種類のワクチンを扱うことはしない」と話す。

 稲美町は個別接種を行う医療機関のうち、8カ所でファイザー製を、2カ所でモデルナ製を使用し、予約時に選べるようにする予定。ファイザー製に予約が集まる可能性があり、担当者は「モデルナ製も効果などが変わらないことを、国はもっとPRしてほしい」と求める。

 一方、播磨町は、現時点では集団、個別接種でファイザー製のみを使う方針。希望者が多いとみられることや、スタッフのミスを防ぐことなどが理由という。ワクチンが足らなくなる可能性があるが、担当者は「国や県に追加の供給を求めていく」とする。(斉藤正志)

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