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完成した北池自治会館の前で笑顔を見せる住民ら=高砂市阿弥陀町北池
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完成した北池自治会館の前で笑顔を見せる住民ら=高砂市阿弥陀町北池

 築140年以上の公民館を建て替えるため、兵庫県高砂市阿弥陀町の北池自治会が、その賛否を住民に問う投票も経て、「北池自治会館」として完成させた。役員らは住民自治の在り方も模索し、説明会などを通じて会員と丁寧に対話。木造2階建て138平方メートルには広さ約30畳の集会室もあり、交流促進が期待されている。(笠原次郎)

 木造平屋だった旧北池公民館は、1876(明治9)年に建てられ老朽化。同自治会役員は2019年5月、建て替えるかどうかの検討を始めた。まず役員が発行する「北池瓦版」(A4判1ページ)で同年7月、建て替え検討委員会への参加を呼び掛け、有志5人を加えた16人で走りだした。

 メンバーは市内の他の公民館を視察し、間取りを検討。2業者からの建築プランを比べ、丈夫な建物で、60年にわたって定期診断してくれる業者を選んだ。

 20年1月から住民説明会を開き、12回重ねた。住民アンケートも行い、「公民館が必要か」との設問に9割近くが「必要」と回答。1世帯当たり4万円程度の負担額についても、8割以上が同意したことを確認し、住民に公表した。

 建て替え方針への賛同を確かめるため、同年5月に住民による投票を実施。400世帯以上の813人(18歳以上)のうち、767票が投じられ、賛成596票(78%)、反対162票(21%)となり、建て替え方針が正式に決まった。

 宝くじの収益金を還元する「コミュニティセンター助成事業」に応募したところ採択され、1500万円の補助金を得た。建築費は計約5千万円で、住民が無償提供した土地も加え、その上に新築。1階に約30畳の集会室があり、2階には和室と集会室がある。

 8日午前10時から、記念式典が開かれる。テープカットや土地提供者らへの感謝状贈呈があり、内覧会もある。建て替えに尽力した前自治会長の神尾(じんお)信作さん(68)は「たくさんの住民が協力してくれたおかげで、立派な建物ができた。ここを舞台に住民の交流が盛んになればうれしい」と話す。

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