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記念撮影の時だけマスクを外し、笑顔を見せた技能実習生=いなみ文化の森
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記念撮影の時だけマスクを外し、笑顔を見せた技能実習生=いなみ文化の森

 「着物姿の写真を両親に見せたい」-。約3千キロ以上離れたベトナムから来日し、兵庫県稲美町で技能実習生として働く20代8人が12日、希望をかなえた。日本での生活は今年で3年となり、帰国を控えるが、新型コロナウイルス禍の外出自粛で寮と職場の往復が大半を占めた。そんな中、「少しでも思い出づくりを」と地元有志らが協力。8人は色鮮やかな振り袖を着て、笑顔で写真に納まった。

 2019年8、9月に分かれて来日。同町内の事業所で、ホテルのシーツやタオルのクリーニングに励む。同年は神戸ルミナリエや、同町国際交流協会の企画で淡路島を訪れた。だが、その後は感染拡大で、職場以外は近所のスーパーに行く程度になったという。

 8人に日本語を教える同協会員の福田和代さん(70)=同町加古=は、着物を着たいとの声を聞き、同協会員の中谷範之さん(73)=同町印南=に相談。中谷さんは、知人の着付けボランティアらの力を借りた。今月5日には福田さんから日本語を学ぶ別の7人も着物姿で、いなみ野万葉の森(同町国安)を散策した。

 8人はピンクや黄色の振り袖に身を包み、いなみ文化の森(同)で互いに写真を撮り合った。チャン・ティ・ハンさん(25)は「コロナ禍で寂しかったけど、今は着物を着られてうれしい。家族に写真を送る」と笑顔をはじけさせた。

 福田さんは「もっと日本の文化を伝えたかったけど、コロナ禍で難しかった。それでも喜んでもらえた」。中谷さんは「日本でのいい思い出になったのなら良かった」と目を細めた。(門田晋一)

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