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県産スギ材活用をPRする昭和住宅「平創」のモデルハウス建築現場。「兵庫の木の平屋」と記したのぼりも=加古川市尾上町養田
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県産スギ材活用をPRする昭和住宅「平創」のモデルハウス建築現場。「兵庫の木の平屋」と記したのぼりも=加古川市尾上町養田

 住宅建設販売の昭和住宅(兵庫県加古川市)が、構造材の7割に兵庫県産スギ材を採用した平屋プラン「平創(へいぞう)」を発売した。工場で加工を施す「プレカット」などを担い、県産材を扱う久我木材工業(大阪市)と協力し、県立農林水産技術総合センター森林林業技術センターが開発した技術でスギ材の強度を高めたという。(増井哲夫)

 平創は、子どもが巣立った世帯などの建て替えを想定し、建築面積16坪~26坪で価格は約1100万~1500万円のプラン。昭和住宅の住宅事業部長、前川道伸さんは「プラン決定から半年ほどで完成し、大規模修繕するのと変わらない価格」とアピールする。

 スギ材は強度の関係から、梁(はり)など構造材には不向きとされてきた。同センターは県産スギの活用を目指して研究を重ね、2012年に「但馬テイポス」という特殊な構造の仕口(しぐち)(接合部)を開発。スギ材を梁に使っても十分な強度を得られるようにした。

 ただ、久我木材工業営業本部長の小田垣彰二さんによると、国産材は輸入材に比べて高く、思うように県産スギ材の需要は伸びなかった。ところが21年、中国などでの木材需要増や輸送コスト高で海外産を中心に木材価格が急上昇する「ウッドショック」が勃発。以前は国産材の価格が輸入材の1・5倍程度だったのが、今では逆に国産材の方が安くなることもあるという。

 兵庫県宍粟市にプレカット工場があり、但馬テイポスの加工が行える久我木材工業。「今が県産材をPRする好機」と考えていたところ、昭和住宅から今回のプランを打診された。

 前川さんは「県内企業として、地産地消やSDGs(持続可能な開発目標)に貢献したいと考えた商品」と強調。同県稲美町に自社のプレカット工場があるが、県産を扱っていないため、久我木材に協力を求めたという。

 「顧客の目も国産材に向いている」と小田垣さん。「今のうちにさまざまな商品が出て、県産材の価値を上げてほしい」と願う。

 昭和住宅TEL0120・47・0050

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