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約8センチの緑色の実を付けたパキラ=西村美容室
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約8センチの緑色の実を付けたパキラ=西村美容室

 兵庫県加古川市加古川町寺家町の西村美容室で、観葉植物「パキラ」の実がなった。学識者によると、国内で実を付けるのは大変珍しいという。苗を入手して育てた元オーナーの藤関(ふじせき)つたえさん(83)も「実がなる木だなんて知らなかった」と驚く。

 パキラは南米が原産地。高温多湿の環境を好み、東南アジアなどの熱帯では実がなることは珍しくないが、日本の室内で結実することはほとんどないという。

 県立人と自然の博物館(三田市)の高野温子主任研究員=植物分類学=によると「パキラの結実はなかなか見られない。花と芽の形成に必要な温度、気温、栄養の条件がそろったのでしょう」と語る。

 同店を改装した約15年前に、工事を担当した設計士から藤関さんが苗をもらって栽培。毎日少しずつ水をやり、年に数回肥料もやった。今年6月中旬、一夜限りの白い花が咲いたのを見て、不思議に思っていたところ、7月13日に実がなっているのを発見したという。

 藤関さんは「日に日に大きくなっている。なんだかめでたくて、いいことありそう」と話す。(児玉芙友)

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