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古賀正統君が見つけた赤いトノサマバッタ(提供)
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古賀正統君が見つけた赤いトノサマバッタ(提供)

 兵庫県加古川市立野口北小学校2年の古賀正統(まさむね)君(8)が8月中旬、同市加古川町河原の加古川河川敷で赤いバッタを見つけた。「稲美町で黒いトノサマバッタ発見」という同9日付の本紙東播版の記事を読み、「自分も見つけたい」と出かけて捕まえた。専門家によると、色素異常とみられ、緑や茶色よりも出現する確率は低いという。

 「黒いバッタはいないかな?」。昆虫好きの古賀君は8月16日午後5時ごろ、会社員の父耕介さん(42)、妹あんちゃん(3)と一緒に同河川敷で探し始めた。草むらに目をこらすと、体が赤みがかった虫を見つけた。急いで捕まえると、体長約3センチのバッタだった。「図鑑でも見たことがない」と両親を通じて、神戸新聞東播支社に連絡した。

 黒いバッタの時と同様に、県立人と自然の博物館(三田市)の山田量崇(かずたか)主任研究員に聞いた。バッタは「黒」と同じく、トノサマバッタの幼虫。「黒」も含め、通常は周辺環境に合わせて体色を変えるが、今回は正常な色素がないか遺伝子の突然変異で起こった現象という。もっとはっきりとしたピンク色になる場合もあるそうだ。

 古賀君は「黒いバッタを探していて、まさか赤いバッタを見つけられるとは思わなかった。うれしかった」と話した。(門田晋一)

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