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加古川市の岡田康裕市長
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加古川市の岡田康裕市長

 兵庫県明石市の泉房穂市長が来年4月の任期満了で市長を退任し、政治家も引退すると表明したことについて、同県加古川市の岡田康裕市長は25日の定例会見で、「驚いたのが正直なところ。まだまだ(市長を)されるのかと思っていた」と述べた。

 退任は、明石市議会による泉市長への問責決議案を巡り、泉市長が市議に「賛成したら許さんからな」「次の選挙で落としてやる」などと発言したことが契機になった。岡田市長は「市と議会は車の両輪と言われ、対等の関係。時に議論することはあっても、見下したり、否定したりするのはよくない」と話した。

 明石市は、2021年に医療費無料化の対象を高校生まで広げるなど、先駆的な子育て支援策を実施してきた。

 加古川市も22年から、同様に医療費無料化を高校生まで拡大している。岡田市長は子育て支援策について、「明石市が先導して広がった部分はあり、追随できない取り組みもしている」とした上で、「出生率が上がるかどうかが一番のポイント。財政的にそれぞれの自治体が消耗することにもなり、短期的ではなく、時間をかけて検証されるべき」との見解を示した。

 泉市長は18年、兵庫県東播磨地域を存在感の薄いアイドル「東播磨ちゃん」に見立てた東播磨県民局のPR動画に対し、「明石はそんなにマイナーな街ではない」と抗議。一時、配信が停止され、岡田市長が「『明石を他の市町と一緒にするな』と言っているように受け取れる」と不快感を示したことがある。(斉藤正志)

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