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本番に向け、メンバーたちの熱がこもったファッションショーのリハーサル=播磨町中央公民館
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本番に向け、メンバーたちの熱がこもったファッションショーのリハーサル=播磨町中央公民館

 兵庫県播磨町中央公民館(同町東本荘1)で30日、使わなくなった着物を仕立て直した洋服がテーマの「秋を彩る華やかシルバーファッションショー」が開かれる。同公民館で活動する「洋裁サークル」の主催で、新型コロナ禍を経た3年ぶりのショーでは、同サークルなどの50~80代の女性11人がモデルを務める。当日は自身が手掛けたドレスやブラウスに身を包み、優雅にランウェイを歩く。(門田晋一)

 同サークルの講師中西静江さん(83)=同町=は23年前、町内で洋裁教室を立ち上げた。「生徒さんの作品でファッションショーをしたい」と思い立ち、モデルウオーキングの教室に通って学んだコツを伝えながら、20年前から開催している。

 今回のショーは、7月から準備を始めた。一人一人が作る衣装のテーマは、買い物などで近所に出歩けるカジュアル▽ちょっとした外出や友人との食事を意識したフォーマルとカジュアルの中間▽パーティーなどを想定したフォーマル-の3種類。

 着物は、知人から譲り受けたものやリサイクルショップで購入したものを利用。メンバーによると、好きな絵柄を生かしたデザインを考えたり、オリジナルの一品を作ったりするのが楽しかったという。本番ではブラウスやジャケット、ドレスといった三つの衣装をテーマごとに着替える。

 24日は同公民館でリハーサルがあり、メンバーは赤や黒、緑など色とりどりのドレスを着用。音楽に合わせて歩くなどして、動きを確認した。中西さんが一人一人の姿を見ながら、「ドレスの時は手を振りすぎず、ゆっくり歩いて」などとアドバイスを送った。

 モデルを務める手嶋容子さん(73)=神戸市垂水区=は「久しぶりで緊張しているけど、とても楽しみ。お客さんが着物を活用するためのヒントを得られる機会にしたい」。中西さんは「待ちに待ったショー。生徒のやる気につながるし、教室に通ってよかったと思ってもらえればうれしい」と笑顔を見せた。

 午後1~3時。定員150人。無料。ショー終了後、手作りのポーチやバッグなどの抽選会もある。

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