■盆栽師、長谷川哲也さん(56)=高砂市
音響エンジニアとして有名歌手の全国ツアーに長年帯同してきたが、病気で引退。今は兵庫県高砂市の山裾に開いた盆栽園で、心静かに鉢植えに向き合う。舞台美術を担っていた頃に培った美的センスを、繊細な枝の表現に生かす。
同県加古川市生まれ。大学中退後に音楽好きが高じ、神戸市のイベント会社の音響担当アルバイトに。バブル経済に沸く1988年に22歳で上京。有名アーティストのコンサートを手がける会社に入り、97年の独立後もツアーで全国を飛び回った。
40歳を過ぎると加古川市の実家にも拠点を置いた。健康のために登山を始めてからは、緑に触れる生活に憧れを感じるようになり、2016年、同市内の盆栽園「柏修(はくしゅう)園」で修業を始めた。17年に狭心症を患ってツアー帯同を諦め、代わりに兵庫県内で舞台音響の仕事を始めた。
20年以降、新型コロナウイルス禍で公演の仕事が激減した。すでに盆栽の修業を終えていたため、「第二の人生を」と、高砂市の中古住宅を購入して移住し、日当たりの良い南向きの庭(約300平方メートル)に盆栽展示スペースを整備した。
「地徳小屋」と名付けた盆栽園を今年6月に開業。高さ20センチ以下の小品をメインに、小ぶりな作品約300点をそろえて販売している。松などの枝を針金で縛り、日光が葉に均等に当たるように形を整えながら、自身の考える美を追究する日々を楽しむ。
国際線の客室乗務員だった妻美佳さん(55)も盆栽師として修業中で、松葉茶やアカマツのパウダー入りクッキーを売り出し、夫と共に歩む。大好きな盆栽に囲まれた生活は平穏で、狭心症の発作も出なくなった。
今後は初心者向けの盆栽教室を開き、層が薄い若手の愛好家を増やしたいという。「緑や自然に囲まれ、癒やされながら仕事ができている」と穏やかな笑みを浮かべる。(笠原次郎)

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