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加古大池のほとりに設置された「どこでもドア」=稲美町加古
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加古大池のほとりに設置された「どこでもドア」=稲美町加古
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加古大池のほとりに設置された「どこでもドア」=稲美町加古

 ピンクのドアがぽつん。11月上旬、兵庫県内最大のため池「加古大池」(稲美町加古)のほとりで発見し、目を疑った。これまで何もなかった水辺に、どう見ても国民的アニメ「ドラえもん」のひみつ道具の一つ、「どこでもドア」があった。誰が、何の目的で?

 ドアは高さ約200センチ、幅約80センチ、厚さ約5センチ。多くの人がうれしそうに開閉したり、通り抜けたり。しかし、誰もが「この間まではなかったよね」といぶかしがっていた。

 町に尋ねると、担当者から意外な返答が。「ドアを置いたのは中山哲郎町長で、私物です」。私物のドアだなんて、ドラえもんじゃあるまいし。

 中山町長を直撃した。すると「まあ、私だけではないですけどね」と、おおむね事実だと認めた。中山町長は10月下旬、有志3人とドア2基を制作。土地所有者らの許可を得て町内のコスモス畑で披露し、11月3日に1基を同池に移した。「見た人を笑顔にし、若い人に『こんなことしたい』との自由な発想が、実現できるということを伝えたい」と理由を明かす。

 ちなみに今後どこに設置するか尋ねると、「突然町内のどこかに現れる。このドアではどこにも行けないけど、どこにでも持って行けるという意味では『どこでもドア』ですから」(門田晋一)

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