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児童の質問に答える上野樹里さん=加古川小学校
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児童の質問に答える上野樹里さん=加古川小学校
大空に向かって風船を飛ばす児童ら=加古川小学校
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大空に向かって風船を飛ばす児童ら=加古川小学校

 兵庫県加古川市加古川町木村の加古川小学校で3日、創立150周年記念式典が開かれた。同市出身の俳優で、卒業生の上野樹里さん(36)がサプライズで登場し、児童に夢を持つことの大切さを熱く語った。フィナーレでは運動場で全校児童約800人と共に、大空に向けて色とりどりの風船を飛ばした。

 同校は麑松(げいしょう)小学校として1872(明治5)年に開校し、これまでに3万人以上が卒業。そのうちの一人の上野さんは2004年の大ヒット映画「スウィングガールズ」に出演し、有名俳優に仲間入り。昨年は加古川観光大使にも就任し、地元愛が強い。

 記念事業は、PTA役員らでつくる実行委員会が準備。体育館であった式典には6年生約150人と来賓ら約50人が出席した。前川桂恵三実行委員長(45)は「歴史に感謝し、伝統を引き継ぎ、夢を描く」とあいさつした。6年生は「この記念すべき日に巡り合えたことをうれしく思います」と声を合わせた。

 続いて、上野さんが体育館の入り口から登場すると、会場から歓声が上がった。6年生4人と対談した上野さんは自身の経験を基に「夢を言葉に出せば、行動につながり、現実になっていく」と積極的な挑戦を促した。アナウンサーになる夢を実現するためのヒントを上野さんに尋ねた女児(12)は「上野さんが夢をかなえた過程を聞いて、参考になった。私も頑張りたい」と話した。

 150周年に合わせ、地元の企業や住民らから協賛金で再整備した中庭のお披露目式には、全校児童約800人が参加。上野さんと児童らが、色を塗り直した池「白鳥の泉」にコイを放した。地元愛を歌う「ぼくらのふるさと」を全員で合唱。上野さんが涙ぐむ場面もあった。(笠原次郎)

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