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自転車を止めて安全確認する児童=9月29日、高砂市伊保東1、伊保小学校(高砂市提供)
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自転車を止めて安全確認する児童=9月29日、高砂市伊保東1、伊保小学校(高砂市提供)
自転車事故を防ぐため市職員の話を聞く生徒ら=鹿島中学校
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自転車事故を防ぐため市職員の話を聞く生徒ら=鹿島中学校

 兵庫県内で自転車事故発生率が最も高い高砂市。事故を少しでも減らそうと、市や高砂署などによる取り組みが続けられている。県は年度当初に自転車事故発生率ワースト5を公表し、改善を促しているが、高砂市は一度も抜け出せていない。「特効薬はない」と、地道に啓発活動を重ね、自転車マナーを改善することで事故を減らそうとしており、その効果が出始めているという。(笠原次郎)

■ワースト5抜け出せず…

 県知事が会長を務める県交通安全対策委員会は、各市町の過去3年間における人口1万人当たりの自転車事故発生件数をリストアップし、2013年度当初にワースト5の発表を開始。悪い順に伊丹、高砂、尼崎、姫路、加古川市だった。

 高砂市は17、18年度発表でワースト1位、14~16年度発表でも同3位で、その後も19年度発表同2位、20年度発表同3位となり、22年度発表には再び最下位になった。お隣の加古川市は13~21年度発表は同3~5位だったが、22年度発表はワースト5から脱した。

 こうしたことから高砂市の交通安全対策を担う土木総務課は、高砂署と連携。自転車の交通安全教室をはじめ、反射材の配布や踏切での事故防止といった取り組みを繰り返してきた。今年1~10月の市内での自転車関係事故は97件と前年同期比19件減。取り組みの成果が表れ始めている。

 市内の全10小学校で自転車の実技教室などを順次開催しており、市立全6中学校と市内にある私立白陵中でも自転車の適切な乗り方について講義している。

■半数近くが自転車通学

 鹿島中(同市阿弥陀町阿弥陀)では今月7日、1年生118人が日本自動車連盟(JAF)の職員から、車との衝突を避ける方法を教わった。

 同校は市内で最も校区が広く、全校生403人の半数近くが自転車で通学する。JAF兵庫支部の岡田裕己さん(55)は、交通事故を起こした自身の経験を打ち明けた上で「事故の被害者にも加害者にもならないで」と強調。21年に県内で起きた自転車関係事故の59%が出合い頭だったと紹介した。

 この後、ドライブレコーダーの映像で見通しの悪い交差点から自転車が飛び出したときの危険性を指摘。交差点での右折時には2段階右折をして視野を広く保つ▽停止線の直前で一度止まり、少し前進して左右の安全を確認する-ことを勧めた。自転車で通学している女子生徒(13)は「映像を見て事故は怖いと感じた。交差点ではしっかりと安全を確認したい」と話した。土木総務課交通安全対策担当係長の前野繁さん(51)は「市内の自転車事故は減りつつある。取り組みをさらに進め効果を上げていきたい」と語った。

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