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大中遺跡と記された御朱印=県立考古博物館
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大中遺跡と記された御朱印=県立考古博物館
田能遺跡の印(鳥取県提供)
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田能遺跡の印(鳥取県提供)
五斗長垣内遺跡の印(鳥取県提供)
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五斗長垣内遺跡の印(鳥取県提供)

 西日本の10県にある弥生時代の19遺跡を回り、スタンプラリー形式で御朱印を集めるイベント「弥生の御朱印巡り」が開かれている。兵庫県内では大中遺跡(播磨町)、田能遺跡(尼崎市)、五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡(淡路市)の3遺跡の印を押すことができる。(宮崎真彦)

 弥生時代の遺跡の周遊や、各地の観光振興に役立てもらおうと、鳥取県が呼びかけて初めて企画した。取り組みに賛同した吉野ケ里遺跡(佐賀県)をはじめ、弥生時代の19遺跡をテーマにした博物館など20施設で実施している。

 来訪者は縦15・5センチ、横9センチ以上の手帳やノートなどを持参し、各遺跡を管理する博物館や資料館で押印する。県内では、県立考古博物館と播磨町郷土資料館(いずれも播磨町大中1)、尼崎市立歴史博物館田能資料館(尼崎市田能6)、五斗長垣内遺跡活用拠点施設(淡路市黒谷)が参加した。

 田能遺跡の御朱印は、古代中国の篆書(てんしょ)で「田能国王」と記した。福岡県で見つかった国宝の金印をイメージし、デザインしたという。大中遺跡は、弥生時代ごろに使われていた篆書を採用。押印して見やすい字体として選んだ。県立考古博物館の中村弘企画広報課長(56)は「御朱印を集めつつ、多様性のある各地の遺跡を比較して見てほしい」と話す。

 参加無料。期限はなく、御朱印の収集による特典もない。各御朱印についての問い合わせは、尼崎市立歴史博物館田能資料館TEL06・6492・1777、県立考古博物館TEL079・437・5589、播磨町郷土資料館TEL079・435・5000、五斗長垣内遺跡活用拠点施設TEL0799・70・4217

     ◇

 スタンプラリーに参加している県外の遺跡は、唐古・鍵遺跡(奈良)▽青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡、妻木晩田(むきばんだ)遺跡(鳥取)▽西谷(にしだに)墳墓群、荒神谷遺跡、加茂岩倉遺跡(島根)▽津島遺跡、沼遺跡(岡山)▽土井ケ浜遺跡(山口)▽平塚川添遺跡、平原(ひらばる)遺跡、須玖岡本遺跡、板付遺跡(福岡)▽吉野ケ里遺跡(佐賀)▽原(はる)の辻遺跡(長崎)▽安国寺集落遺跡(大分)

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