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雪で通行止めになった加古川バイパスと、車が渋滞している側道=25日午前8時50分、加古川市平岡町新在家
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雪で通行止めになった加古川バイパスと、車が渋滞している側道=25日午前8時50分、加古川市平岡町新在家
通勤や通学のため、駅の掲示板で運行状況を確認する人々=25日午前8時32分
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通勤や通学のため、駅の掲示板で運行状況を確認する人々=25日午前8時32分
JR加古川駅前のバス停には、バスを待つ人々が長い列をつくった=25日午前7時31分、加古川市加古川町篠原町
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JR加古川駅前のバス停には、バスを待つ人々が長い列をつくった=25日午前7時31分、加古川市加古川町篠原町
渋滞する明姫幹線=25日午前9時50分、加古川市加古川町北在家
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渋滞する明姫幹線=25日午前9時50分、加古川市加古川町北在家
寒波に対応するため、高砂市役所を出る職員=24日午後5時15分、高砂市荒井町千鳥1
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寒波に対応するため、高砂市役所を出る職員=24日午後5時15分、高砂市荒井町千鳥1

 日本上空にこの冬一番の寒気が流れ込み、兵庫県の東播2市2町でも24日夕から25日未明にかけて雪が降り積もり、街が白く染まった。加古川、高砂市の両消防本部によると、25日の最低気温は加古川市がマイナス3・3度、高砂市は同4・3度と冷え込んだ。路面凍結による交通事故や転倒が相次ぎ、交通機関のダイヤの乱れが朝のラッシュ時間帯を直撃。商業施設も営業を取りやめるなど、住民生活に大きな影響が出た。

交通網が寸断

 加古川バイパスや東播磨道は、24日午後8時半から通行止めとなった。25日朝から多くの車やトラックが迂回(うかい)するため、各道路の側道や国道2号、同250号(明姫幹線)などに流れ、各地で渋滞が発生した。

 東播地域ではスリップ事故が続発。歩行者や自転車、バイクの転倒による救急搬送が30件以上となった。高砂市では午前9時前、自転車に乗っていた80代女性が凍った雪でタイヤを滑らせて転倒し、足の骨を折るなどの重傷を負った。

 東播地域を走る鉄道やバスが遅れたり、運転を取りやめたりした。神姫バス加古川営業所によると、管内14路線全ての運行が再開できたのは25日夕方だった。加古川市のコミュニティーバス「かこバス」「かこバスミニ」、高砂市の「じょうとんバス」も遅れた。

 JR加古川駅では早朝から、運行状況をスマートフォンで確認する人の姿が目立ち、駅前にはバスやタクシーを待つ人が列をつくった。県立加古川医療センター行きのバスを待っていた会社員の女性(29)=加古川市=は「並び始めて1時間半。こんな雪は初めて。同僚も会社にたどり着いているかが心配です」と不安そうな表情を浮かべた。

百貨店も休業

 交通網の乱れは、商業施設の営業にも影響を及ぼした。加古川ヤマトヤシキ(加古川市加古川町篠原町)は、各交通機関がストップしたことで、従業員の出勤が困難と判断。食料品など一部店舗を除き、この日の全館休業を決めた。ニッケパークタウン(同市同町寺家町)は、開店時間を午前10時から午後1時に変更。同駅南のベルデモール商店街、寺家町商店街でも休業した店舗があった。

職員出勤できず

 行政も対応に追われた。加古川市では、JRなどの運休によって市職員が出勤できない部署もあり、東加古川子育て世代包括支援センター(同市平岡町新在家)の乳幼児相談室が臨時休業するなど、一部の業務に影響が出た。

 26日朝にかけて道路の凍結が予想されることを受け、高砂市は25日、業者に委託するなどして、同市高砂町の堀川に架かる高砂大橋や、ほかの陸橋など傾斜がある計4カ所に凍結防止剤をまいた。

 播磨町では町内の公園1カ所に設置された手洗い場の水栓が凍結によって破損し、水が噴き出した。26日中には水栓を交換するという。

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