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AI将棋ソフトで対局する参加者=かこがわ将棋プラザ
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AI将棋ソフトで対局する参加者=かこがわ将棋プラザ

 プロ棋士の谷合(たにあい)廣紀四段(29)が監修したオリジナルAI将棋ソフトが23日から、かこがわ将棋プラザ(兵庫県加古川市加古川町篠原町)にお目見えした。この日はオープニングイベントが開かれ、幅広い年代の参加者が、人工知能(AI)を備えた強力なソフトと対局した。

 谷合四段は東京都出身。棋士として活躍する傍ら、東京大大学院で人工知能を学び、将棋ソフトも開発している。同プラザを運営する加古川市ウェルネス協会が、同市在住の井上慶太九段を通じて、ソフトの作成を依頼した。

 完成したのは、上級者向けの「SEIRYU(セイリュウ)」と、中級者向けの「AZALEA(アザレア)」の2種類。昨年、将棋ソフトの技術力を競う「世界コンピュータ将棋選手権」で「独創賞」に輝いた、谷合四段のソフトを改良。プロ棋士の実際の試合での棋譜をAIに組み込んでおり、まるでプロと対局しているような気分が味わえるという。

 同プラザに置かれたパソコンで、誰でも無料で楽しめる。セイリュウへの挑戦者第1号、同市立平荘小3年の男児(9)は「前半はいい対局ができたのに、負けちゃった。何度でもリベンジする」と力を込めた。

 この日は井上九段と谷合四段による指導対局もあり、谷合四段は「棋士のまちとして将棋界で有名な加古川市に、このような形で携われてうれしい」と話した。

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