兵庫県加古川市が8日に発表した、JR加古川駅周辺再整備への方針案のイメージ図で、一つ気になることがあった。駅南側のカピル21ビルなどが新しくなった姿が示されたが、今はロータリーの入り口にそびえているスリムなタワーが見当たらなかった。そもそもこのタワー、何の目的で建てられたものなのだろう。今後の動向も含めて調べてみた。
■市職員も知らず
タワーは加古川駅前交番や一般車ロータリーの南側にあり、周囲をカピル21ビルとサンライズ加古川ビル前をつなぐデッキに囲まれている。近づいて触ってみると、金属製だった。ただどこを見ても、タワーの名前は記されていない。もしや避雷針か。
市に問い合わせると、職員は「そんなタワーありましたか?」と首をかしげた。丁寧に場所などを説明すると、しばらくして別の職員から「名前はシンボルタワー。1989年に完成しました」と回答があった。
同市を代表する古刹(こさつ)・鶴林寺の三重塔がモチーフという。タワー上部に描かれた2本の赤い緩やかな曲線が、三重塔の屋根を表す。アルミとステンレスを組み合わせており、高さは約24メートル。建設費は約2300万円で、「(国が全国の市町村に一律1億円を交付した)『ふるさと創生事業』の1億円から捻出されたようです」とのことだった。
ふるさと創生事業
同事業の使い道として、県内では津名町(現淡路市)が1億円を担保に借りた金塊を観光施設で展示。佐用町は全長351メートルで日本一の長さを誇ったジャンボ滑り台「ビッグスライダー」を整備するなど、各地で使い道が注目された。
そんな中、加古川市がなぜ駅前にタワーを建てたのかは、市職員も分からないという。ちなみに残りの約7700万円の行方についても、記録がもう残っていないそうだ。
そこで神戸新聞東播版の記事を調べると、89年当時はJRの高架化や駅前再開発の「顔」として、タワーの整備を進めていると掲載されていた。さらに同年9月のカピル21ビルがオープンした時の記事の写真には、ビルを取り巻く買い物客の行列とともに、完成したタワーが写っていた。今となっては市職員も気付かないほど影の薄い存在だが、まさしく駅前再開発の象徴だったのだ。
■残るかは「検討事項」
今回のイメージ図にタワーを描かなかったことについて、市の政策企画課担当者は「シンプルな絵にしたかった」とする。実際、タワー以外に交番なども省略されており、「具体的に描くと多くの人に決定事項だと思われる」と明かす。
ではタワーを残す可能性があるのか聞いた。「今後の検討事項です」

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