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船で輸送される巨大旋盤=2022年11月、播磨町新島
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船で輸送される巨大旋盤=2022年11月、播磨町新島
巨大旋盤常設展示のテープカットをする関係者ら=広島県呉市(大和ミュージアム提供)
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巨大旋盤常設展示のテープカットをする関係者ら=広島県呉市(大和ミュージアム提供)

 旧日本海軍が建造した世界最大の戦艦「大和」の主砲の砲身を削り出した巨大旋盤の常設展示が、広島県呉市の大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)で始まった。昨秋、所有していた金属切削加工会社きしろ播磨工場(兵庫県播磨町新島)から船で運び込まれた。

 同館によると、旋盤は全長約16メートル、高さ約4メートル、重さは約160トン。1938年にドイツから輸入、呉海軍工廠(こうしょう)に配備された。53年に神戸製鋼所高砂製作所(高砂市)に払い下げられ、96年にきしろ(本社・明石市)が入手。大型船舶の部品加工などに使われ、2013年まで稼働した。

 クラウドファンディングで2億6948万円が集まり、旋盤の輸送や組み立て、展示施設などに充てられた。残りは維持費に使われるという。5日の除幕式には、きしろの松本好雄会長や松本好隆社長らも出席した。

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