『MAMARIAL fes.2025』プロデューサーの菊地亜美
『MAMARIAL fes.2025』プロデューサーの菊地亜美

体当たり系バラドルも今ではすっかりママの顔。育児系イベント「MAMARIAL fes.2025」(11月29日、30日ワールド北青山ビルで開催)をプロデュースするまでになった。

■2000人来場の大盛況

二児の母・菊地亜美(35)プロデューサーは、テレビで見せる姿と何一つ変わらぬ饒舌さで説明を始める。

「子供が生まれて母親になって土日の過ごし方が変化した時に『今週末はどこに連れて行こうか?』というのが毎週の課題になって。毎回行く場所に悩むくらいだったら自分で作っちゃえばいいじゃん!と思ったのがきっかけです」

菊地が厳選したグッズや子ども向けの体験をメインにした無料の催し。2024年12月に1日限定で開催したところ2000人が来場する盛況ぶりだった。

「私は熱狂的ファンがいるタイプじゃないから、開催まで集客があるのか不安で不安で。『本当に集まるのだろうか…』というアイドリング!!!時代の地方イベントのドキドキを思い出しました。でも当日会場に行ってみたら、朝から並んでくれている多くの人の姿があって。…大号泣!」

■今年3月に第二子出産

2回目となる今回は、規模も日数も拡大して開催する。

「タレントとしての私を商品コラボやプロデュースに使っていただくことはありましたが、この『MAMARIAL fes.』はすべて私発信の企画&プロデュースです。母親としての私が世のママさんたちに『これ見て!これ使って!』と自信を持っておススメできる商品や企業さんにお声がけして、トークショー相手の人選も私が決めて直談判して。今年は2daysになったことで不安もありますが、自分で一から企画していく楽しさを感じています」

とはいえ今年3月に第二子を出産したばかり。5歳と0歳の育児と並行してのプロデュース業とは…。いささかヘビーなのでは?

「正直メンタル的にきつかったら今年は辞めようかと思っていました。でも妊娠中から色々考えたり、打ち合わせを重ねていったりしたら産後も案外元気。確かに大変ではあるけれど、そこまでドタバタせず。2人目ということもあって育児に慣れてきたのか、1人目の時よりもバランスよく育児と仕事の両立ができている気がします」

■私に興味がなくても

目標は全国での展開。地元・北海道でも開催してみたい。

「将来的には東京だけではなく大阪、福岡、地元・北海道など全国に広げて『MAMARIAL fes.』をママさんたちに寄り添う、共に成長していくようなイベントにしていきたいです。ママだったら知っているイベント、みたいな」

そのためには来る2daysの大成功は必須だ。

「私がプロデュースしているから行ってみる、ではなくて『これ菊地亜美がやっていたんだ!?』的になるのが最終目標。別に私に興味がなくても全く問題ないです。その点はやはり熱狂的ファンがいるタイプじゃないから安心かな?」

菊地節交じりに意気込んでいる。

(まいどなニュース特約・石井 隼人)