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淡路島で発掘された土器などが並ぶ会場=県立考古博物館
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淡路島で発掘された土器などが並ぶ会場=県立考古博物館
弥生時代のかめやつぼで、(左から)阿波、河内、紀伊の各地域で見られる形状=県立考古博物館
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弥生時代のかめやつぼで、(左から)阿波、河内、紀伊の各地域で見られる形状=県立考古博物館
弥生時代のイイダコつぼ=県立考古博物館
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弥生時代のイイダコつぼ=県立考古博物館
上につぼや鉢などの器を載せる台。他の地域では珍しい小鼓のような形状で「淡路型器台」と呼ばれる=県立考古博物館
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上につぼや鉢などの器を載せる台。他の地域では珍しい小鼓のような形状で「淡路型器台」と呼ばれる=県立考古博物館
古代の淡路国分寺(南あわじ市)の丸瓦。紀伊国分寺の瓦と同じデザインで、同じ型が南海道を通じて伝わった=県立考古博物館
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古代の淡路国分寺(南あわじ市)の丸瓦。紀伊国分寺の瓦と同じデザインで、同じ型が南海道を通じて伝わった=県立考古博物館

 淡路島の歴史について、旧石器時代から古墳時代を中心に出土品から紹介する企画展「淡路島発掘」が、兵庫県播磨町大中1の県立考古博物館で開かれている。土器や鉄器など約350点とパネルにより、島を囲む海を通して周辺地域や外国と人、物の交流が進められたことを伝えている。29日まで。(門田晋一)

 地域の文化財にまつわるストーリーを文化庁が認定する「日本遺産」に、淡路、洲本、南あわじ市が共同申請した「古事記の冒頭を飾る『国生みの島・淡路』~古代国家を支えた海人(あま)の営み~」が選ばれ、5周年を迎えた記念として企画。島内外の遺跡計36カ所の出土品が並ぶ。

 舟木遺跡(兵庫県淡路市)では、弥生時代後期の河内(現在の大阪府東部)産のつぼが出土。下加茂遺跡(同県洲本市)では、口が緩やかに開き、側面を削って仕上げた同時代中期のかめが掘り出されている。現在の和歌山県紀の川周辺に多い形状という。波毛(はけ)遺跡(同市)の同時代後期のつぼは、首が内向きに立ち上がり、口の部分が外側に広がる形状で、阿波(現在の徳島県)の影響を受けていることから、海を隔てた地域との交流があったことが見て取れる。

 貴船神社遺跡(淡路市)からは、古墳時代中~後期のたる型土器の取っ手部分などが出土した。人面があしらわれたデザインは朝鮮半島の南東部に多いという。木戸原遺跡(南あわじ市)の同時代中期のつぼは、表面に格子状の模様が施された板でたたいた形跡があり、朝鮮半島でよく見られることから、渡来人が訪れたり、彼らが定着したりしたことをうかがわせる。

 また、弥生時代から中世にかけて使われたイイダコつぼもあり、古くから海の恵みを授かっていたことも伝える。

 学芸員の中川渉さん(60)は「出土品を通じ、島の文化や歴史に興味を持ってほしい」と話す。午前9時半~午後6時。月曜休館。大人200円、大学生150円、高校生以下は無料。同館TEL079・437・5589

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