グローリー株式会社

代表取締役社長 原田 明浩

非現金とDXで成長へ

―中期経営計画(2024~26年度)の2年目を終えて。

 中計スタート時に、自分自身に課したミッションとして、売上高よりも利益を重視し「稼ぐ力」を回復することを掲げました。そのための戦略として、従来の金融、流通、遊技市場に加え飲食市場を強化しています。また、主力の通貨処理機についてはDX対応に注力しています。これらにより、新紙幣・硬貨発行に伴う特需に左右される経営から脱するとともに、キャッシュレス時代にも対応した成長戦略を実現し、中計で掲げた数値を順調に達成しています。

―グローリーの製品で具体的にどのような世界が実現するのか。

 大手ファストフードチェーン向けには、あらゆる決済手段で支払い可能な店頭の注文端末のほか、スマホ決済にも対応するシステムを提供しています。ドライブスルーシステムでは、天候や時間帯に応じてメニューを自動更新する機能に加え、人工知能(AI)を活用した無人での注文機能も実用段階に移っています。金融機関向けには窓口の紙幣硬貨入出金機や後方業務のオープン出納システムなどをネットワークで結び、リアルタイムでの監視と管理を可能にし、店舗全体のソリューション提供へとビジネスモデルの転換を進めています。これに伴い、キャッシュレス事業の比率を現在の25%から30年には40%、最終的には50%を目指します。

―海外事業が好調だ。

 12年以降、戦略的に欧米の企業を買収し、現在、事業展開は100カ国以上、事務所の保有は37カ国、そして世界135カ国3100種類の通貨に対応可能な技術力を保有しています。金融機関、流通、飲食市場ともにグローバルマーケットで上位の顧客との取引があり、こうした強固な顧客基盤を生かして、新たなソリューションを提供していきたいと考えています。

法人概要

大手ファストフード店のドライブスルー
所在地〒670ー8567 姫路市下手野1の3の1
TEL079・297・3131(代表)
創 業1918年3月
事業内容通貨処理機・セルフサービス機器の開発・製造・販売・保守、電子決済サービス、生体認証ソリューションの提供
資本金128億9295万円
売上高3690億円(2025年3月)
従業員数3153人(25年3月31日現在、グループ連結1万1392人)
支社・支店・工場東京本部、支店営業所など約100カ所、本社工場、埼玉工場
連結子会社92社(25年3月31日現在)
ホームページhttps://www.glory.co.jp/