
株式会社阪急阪神百貨店執行役員
神戸阪急店長
松下 秀司氏



株式会社阪急阪神百貨店執行役員
神戸阪急店長
松下 秀司氏
多様な神戸らしさ追求
―神戸阪急として装いを変え、半年がたちました。
昨年10月に神戸阪急として再スタートしたタイミングに合わせ、地下の食品売り場をリニューアルし、週替わりでイベントを開催するフードステージや、全国の手土産品を集めたコーナーを設けました。「フェスティバル365」をテーマに、本館9階の催場を拡張、さまざまな催しを提案できる外光を取り入れた開放的な空間に生まれ変わり、本館2、3階にはイベントスペース「パティオステージ」を新設しました。屋号が変わり、お客さまに期待感を持ってご来店いただいているのを感じています。
―どのような店づくりを。
阪急阪神百貨店は「楽しさナンバーワン百貨店」を掲げています。そのスローガンのもと神戸らしさを出していきます。催しについては、英国展など阪急うめだ本店で人気の企画展を持ち込むほか、独自のイベントも考え、3割ほどを一新しました。皆さんが抱いている「神戸らしさ」は多様です。最大公約数を狙うのではなく、ごく少ない人にでも響くイベントを数多く行うことで、神戸らしさを表現していければよいですね。
―社員の意識の変化は。
私は社員に対し「元号が変わり、屋号が変わるという歴史的瞬間に立ち会えたことを前向きにとらえ物事を考えていってほしい」と伝えてきました。そして2年ほど前から社員によるプロジェクトチームをつくり「神戸らしさ」を一緒に考えてきました。単に商品やブランドを売るのではなく、お客さまの購入動機につながる、ライフスタイルの提案を融合させた社員発の企画を、パティオステージを活用して実施しています。今後も順次ハードを改装していきますが、その前に、手間ひまをかけながらお客さまに喜んでいただける知恵を出し続けられる風土をしっかり築いていきたいと考えています。
法人概要
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多様な街ならではの店づくりが進む神戸阪急 |
所在地 | 〒651-8511 神戸市中央区小野柄通8の1の8(神戸阪急) TEL078・221・4181(神戸阪急・大代表) |
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設 立 | 2007年10月(株式会社阪急阪神百貨店) |
事業内容 | 百貨店業 |
資本金 | 2億円 |
売上高 | 4517億800万円(19年3月期、神戸・高槻事業を含まず) |
従業員数 | 2875人(19年3月末日現在) |
ホームページ | https://www.hankyu-hanshin-dept.co.jp/ |