
代表取締役社長
金子 文雄氏



代表取締役社長
金子 文雄氏
「ESG」で業界けん引
―1年前にスタートした第8次経営計画の概要は。
2019~23年度が対象で、環境サービス産業のリーディングカンパニーを目指し、将来の株式上場も視野に入れています。廃棄物処理事業は施設のある地域、顧客、社会からの信頼があって初めて成り立ちます。企業を永続させていくためにも、計画の柱であるE(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)のテーマに沿った取り組みを進めています。
―具体的には。
「E」では、廃棄物処理・資源循環施設の増強を図るべく、廃プラスチックを主原料とした物流パレット製造設備の処理能力を2倍にするほか、食品廃棄物のメタン発酵による発電事業を2施設で展開します。
「S」では、大規模な自然災害が頻発していることを踏まえ、災害廃棄物の処理体制の構築に取り組んでおり、80を超える自治体と災害時の廃棄物処理に関する支援協定を結んでいます。
「G」では、23年度には協力会社も含め4千人体制となる見込みであることから規範の見直し、チェック機能の強化を進めています。
計画初年度の昨年度ですでに23年度の達成目標に据えた180億円の利益を超えそうです。
―本社機能の移転計画について。
昨年取得した、六甲アイランドにある大型複合施設「神戸ファッションプラザ」の商業棟へ8月に移転する予定にしています。駅から近い立地になるので社員の通勤の利便性も向上します。併せて空き区画にテナントを誘致し、地域のにぎわい創出にもつなげていきます。
また、積極的な情報発信により会社の知名度を高め、業界のリーダーとしての自覚を持ちながら社会に対する発言力も高めていきたいと考えています。
法人概要
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持続可能な循環社会を目指し、現在テレビCM放送中 |
所在地 | 〒658-0031 神戸市東灘区向洋町東2の2の4 TEL078・857・5276 |
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設 立 | 1979年 |
事業内容 | 廃棄物処理・リサイクル |
資本金 | 13億1179万円(連結) |
売上高 | 721億8400万円(2018年連結) |
従業員数 | 2104人(19年12月現在) |
支社・支店・工場 | 再資源化施設29カ所 |
関連会社 | 12カ所 |
ホームページ | https://www.dinsgr.co.jp/ |