代表取締役社長 谷口 方啓氏
音や映像で情報等しく
―大阪・関西万博に協賛した。
会場を「未来の街」のモデルと捉え、各パビリオン内の放送設備をIPネットワークでつなぐとともに、屋外に設置した約600台のスピーカーを個別制御できるようにしました。会場全体へのアナウンス放送、エリアごとのテーマに合わせた音演出のほか、あるパビリオン前でイベントをしているときは周辺のスピーカーの音演出を抑えるといったエリア管理にも役立ちました。平常時、緊急時を問わずアナウンス放送が来場者の安全・安心に重要なインフラであることを広く知っていただけたと感じています。放送時の最初に鳴らすチャイム音が思わぬ人気を呼んだのもうれしい出来事でした。
―レガシーをどう未来につないでいくのか。
属性も目的も異なる多くの人が集まるエリア全体に対する適切な情報伝達の仕組みを未来社会に実装したいと考えています。昨年10月には、文章を打ち込むだけでアナウンス音源データを作成できるクラウドサービス「YUTTE」をリリースしました。多言語の自動翻訳もでき、だれでも抵抗なく音声アナウンスができます。また、非常用放送設備のアナウンスを補聴器や人工内耳デバイスへ直接配信する実証実験も行いました。
―長期経営戦略がスタートした。
2034年度に迎える創業100周年のその先の100年も持続できる会社になるべく向こう9年間の長期経営戦略を掲げました。音だけでなく映像、ネットワーク、人工知能(AI)などを駆使し「すべての人が適切に情報を受け取れる社会の実現」に向けて、人々の安心で便利な社会生活に貢献します。また、これをグローバルに推し進めていくことで、世界中の人々がより多く安心を感じ、笑顔になれるようお手伝いしたいと考えています。
法人概要
| 所在地 | 〒650ー0046 神戸市中央区港島中町7の2の1 TEL078・303・5620 |
|---|---|
| 創 業 | 1934年9月1日 |
| 事業内容 | 拡声放送機器、通信機器、その他情報伝達機械器具の製造販売、音響機器、映像機器、その他電子・電気機械器具の製造販売など |
| 資本金 | 52億7900万円 |
| 売上高 | 506億2600万円(2025年3月期) |
| 従業員数 | 3144人(連結)、816人(単体)(25年3月31日現在) |
| 支社・支店・工場 | 開発拠点1カ所、営業所28カ所 |
| 関連会社 | 国内4社、海外18社 |
| ホームページ | https://www.toa-global.com/ja |

