新たな価値 変革する兵庫 KOBE SIMBUN LEADERS CLUB 2026

ごあいさつ ごあいさつ

 2026年、世界は年初から各地で紛争や対立の激化に直面しています。こうした地政学的リスクは、エネルギー供給や物流網、さらには物価水準にまで直接的な影響を及ぼし、企業の経営環境を極めて不透明なものに変えました。遠く離れた国の事象が、即座に足元の暮らしや事業活動に波及する構造は一段と加速しており、私たちは今、その激流のただ中に置かれています。

 こうした不透明な時代だからこそ、私たちは変革を恐れず新たな価値を創造し、地域社会と共に一丸となって、より良い社会の実現に突き進んでいかなければなりません。

 変革の機運を象徴するように、県内に目を向けますと、交通の要衝である三宮周辺では、JRの駅ビル建設が着実に進んでいます。ミント神戸を挟んだ東側では、西日本最大級のバスターミナル「バスタ神戸三宮」や大型ホールが入るツインビルの工事が急ピッチで展開され、その威容を現しつつあります。ベイエリアでは27年春ごろの開業を目指してマリーナの整備計画が進行しているほか、29年度に建て替え予定の神戸市役所2号館上層階には、米国の最上級ブランドホテルの誘致も具体化しており、県民・市民待望の事業に期待は膨らむばかりです。

 神戸新聞LEADERS倶楽部は14年、「オール兵庫の力の結集」を掲げ、県内の有力企業、団体、教育機関など地元を代表するトップの皆さまのご協力を得て発足しました。本年度は13年目に入り、過去最高となる64社・団体のご賛同を得ております。この強固なネットワークを基盤に、きょうの特集をはじめ、LEADERS俱楽部通信などの紙面、ウェブ展開を通じ、会員各社の近況や新たな取り組みをご紹介する予定です。各界の第一人者を講師にお招きしたトップ交流会や、次世代を担う社員の皆さまへの特別セミナーなど、多彩な展開を図ります。

 ビジネスチャンスの創出や発想の転換には、リアルな交流が欠かせません。業種を超え会員同士の顔が見える場を目指し、新時代の視点に立って、倶楽部運営を皆さまとともに創造してまいります。

 1898年に創刊した神戸新聞は今年129年目を迎えました。引き続きのご支援、お力添えをどうぞよろしくお願い申し上げます。

神戸新聞社 代表取締役社長
梶岡 修一