公民館を子どもの居場所の一つにしようと、姫路市は本年度から地域人材を活用した講座を開いたり、Wi-Fiを設置した会議室を開放したりしている。荒川公民館(同市町坪)では8月下旬、姫路商業高校の生徒によるプログラミング教室が開かれ、子どもたちはパソコンでコマンドを入力して動かす「プログラミングカー」の操作を体験した。(井上 駿)
公民館を多世代が集う場にするため、市は今春、市立の68館にWi-Fiを設置。「子どもの居場所づくり事業」として、各館に子どもたち対象の教室の開催費用を助成しており、7月からは市内12館で「子どもパソコン教室」や「親子料理教室」など43事業が始まっている。高岡公民館(同市東今宿5)などでは、放課後や土日に宿題をする場所として会議室を開放している。