衆院選が１９日に公示される。兵庫１０区（加古川、高砂市、稲美、播磨町）では、自民前職と立民、維新の新人の計３人が立候補を予定している。解散から３１日の投開票まで、１７日間という戦後最短となる決戦。新型コロナウイルス対策などを巡り、舌戦が幕を開ける。（笠原次郎、斉藤正志、若林幹夫）

　自民前職の渡海紀三朗氏（７３）は１９日午前１０時から、加古川市加古川町粟津の粟津天満神社で出陣式に臨む。同１１時に高砂市美保里の事務所で、午後２時に稲美町六分一の「にじいろふぁ～みん」前で、同４時に山陽電鉄播磨町駅前でも、それぞれ出陣式を催す。

　昨年の公認決定後に活動を本格化させた立民新人の隠樹圭子氏（５０）は同日午前１０時半、加古川市加古川町北在家の鶴林寺近くの公園で出陣式に臨む。午後２時半にニッケパークタウン前、同４時にＪＲ土山駅前など２市２町で演説し、夜はＪＲ加古川駅前に立つ。

　県議からくら替えする維新新人の掘井健智氏（５４）は、同日午前９時すぎにＪＲ加古川駅前で第一声を上げる。その後、選挙カーで２市２町を巡り、約１０カ所で街頭演説。午後６時から加古川市平岡町新在家の選挙事務所で、維新の国会議員らと出陣式を開く。

　　　　◇

　東播２市２町の各選挙管理委員会は１８日までに、加古川市４７９カ所▽高砂市１９７カ所▽稲美町１３５カ所▽播磨町４９カ所－に、立候補者のポスター掲示板を設置した。