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佐伯真究さん
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佐伯真究さん
千葉穂乃花さん
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千葉穂乃花さん
佐伯浩治さん
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佐伯浩治さん

 衆院選が31日に投開票されるのを前に、新型コロナウイルス禍の実態や政治への要望など、有権者の“生の声”を2回にわたって紹介します。

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■農業を魅力ある仕事に みやまえ営農代表理事・佐伯真究(さえき・まさみ)さん(74)=加古川市

 コロナで飲食業界が苦しくなったことで、野菜や米の需要が減ってね。今年2月にはキャベツ約2万個の行き場がなくなって、最初はどないしようかと思った。急きょ収穫体験をしてもらって好評だったけど、感染対策で、来てくれた人とは満足に会話もできへんかった。

 今年も各地で米が余り、値下がりしている。うちはブランド米「ベッチの匠(たくみ)米」があるから値下げしないけど、こんなに農業が不安定な職業なら新規就農者はいなくなる。うちの地域で、個人で米を作っている12人のうち、2人が来年やめる。後継ぎがおらず、担い手は高齢化している。うちでは60代でも若手やから。

 農業には、多面的な機能がある。栽培のために草刈りすれば、地域の安全や景観形成にもつながる。一定の所得を確保する仕組みとか、農業を魅力ある仕事にする取り組みが必要なんやないかな。(聞き手・斉藤正志)

■「支援制度」条件が複雑 大学4年・千葉穂乃花(ちば・ほのか)さん(21)=加古川市

 大学3年になる直前、コロナが広がった。教職課程に登録していて、3年生はちょうど「介護等体験」があった。高齢者の施設とか特別支援学校で実習するはずだったけど、施設もそれどころじゃなかった。高齢者や子どもと触れ合うのも楽しみだったけど、仕方ないね。

 中には、コロナでアルバイトの回数が減って、一人暮らしができなくなった友達もいる。学費が払えず、大学を中退した人がいるのもニュースで知った。今まで築いてきた学生生活を、コロナで奪われるのは悔しかっただろうな。

 困っている学生にお金を支給する仕組みもあったみたいだけど、まず制度の名前が難しいし、通帳を写したり、証明書を何枚も出さないといけなかったり…。条件がいっぱいで複雑。「お金を配る」って言うのは簡単だけど、もっと学生に近い場所で、生の声を聞いてほしい。

(聞き手・千葉翔大)

■障害者サポート充実を 就労継続支援B型事業所「ふくろう」運営・佐伯浩治(さえき・こうじ)さん(45)=播磨町

 加古川市八幡町宗佐にある「ふくろう」では、知的、精神障害がある10~50代の男性たち10人以上が、スタッフと一緒に農作業に取り組んでいます。土を触って作物を育てると、気持ちを落ち着かせられます。利用者のうち7人はシェアハウスで暮らしています。

 クレーン操作の免許を取得するなど一般就労に意欲がある利用者もいますが、受け入れ企業を見つけるのは難しいです。作業内容の指示の仕方など、特性を理解してフォローする人がいれば、もっと社会に出ていけると思います。

 特別扱いをしてほしいわけじゃありません。できることを任せて達成できれば、自分に自信を持てて、どんどん積極的に動けるようになります。利用者たちとコミュニケーションを取って信頼関係を築くには時間がかかりますが、サポートがもっと増えてほしいです。(聞き手・若林幹夫)

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