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次男孝多君の写真を持つ高岡正明さん(中央)と(左から)妻の佐奈恵さん、長男の祐歩君。(右から)山口莉穂さん、幸子さん、勇飛君=神戸市須磨区高倉台1、県立こども病院 白血病で亡くなった高岡孝多くん
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次男孝多君の写真を持つ高岡正明さん(中央)と(左から)妻の佐奈恵さん、長男の祐歩君。(右から)山口莉穂さん、幸子さん、勇飛君=神戸市須磨区高倉台1、県立こども病院

白血病で亡くなった高岡孝多くん

  • 次男孝多君の写真を持つ高岡正明さん(中央)と(左から)妻の佐奈恵さん、長男の祐歩君。(右から)山口莉穂さん、幸子さん、勇飛君=神戸市須磨区高倉台1、県立こども病院
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次男孝多君の写真を持つ高岡正明さん(中央)と(左から)妻の佐奈恵さん、長男の祐歩君。(右から)山口莉穂さん、幸子さん、勇飛君=神戸市須磨区高倉台1、県立こども病院 白血病で亡くなった高岡孝多くん

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白血病で亡くなった高岡孝多くん

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 病気なんかに負けるな-。15日に開催される「第5回神戸マラソン」(神戸新聞社など共催)で、兵庫県川西市の会社員高岡正明さん(45)は、コース近くにある兵庫県立こども病院(神戸市須磨区)に入院中の子どもらにエールを送りながら走る。昨年8月、闘病中だった次男孝多君が5歳で逝った。「父親として今、できることは」。喪失感の先に見つけた答えが、初のマラソン挑戦だった。(井上 駿)

 妻佐奈恵さん(44)や長男祐歩(ゆうほ)君(13)らの愛を一身に受けた孝多君の体に異変が見つかったのは、2歳だった2011年11月。急性骨髄性白血病と診断され、県立こども病院での入院生活が始まった。12年春にいったん退院できたが、2カ月後に再発した。

 骨髄やさい帯血移植を試みたが、病魔は容赦なく小さな体をむしばんでいった。それでも孝多君は懸命に生きた。「声が大きくて、存在感たっぷり。仮面ライダーが好きで、元気な時は病室を回って変身ごっこに夢中。いろんな方から声を掛けてもらった」と正明さん。

 同じ時期に入院していた小学6年生山口莉穂さん(12)の母幸子さん(38)=神戸市兵庫区=は「孝多君の明るい笑顔に、娘も私も元気をもらっていました」と振り返る。

 14年春、余命数カ月と宣告された。そして同年8月13日、家族に見守られながら、息を引き取った。通夜でも告別式でも涙が出てこなかったという正明さんだが、四十九日が過ぎ、埋めようのない喪失感に襲われた。

 「病気と懸命に闘った孝多の父親だからできることは何か」。自問自答を繰り返した。同病院が来年度、神戸・ポートアイランドに移転するのを前に、随所に孝多君の思い出が残る同病院で病と闘う子どもたちを励ましたいと思い立った。

 格闘技の経験はある正明さんだが、マラソンは初心者。今年1月から本格的に練習を始め、今では月100~200キロを走れるようになった。「孝多が生まれた時の喜びや病院での生活、豊かだった表情。一つ一つ思い返しながら走りたい」。闘病中の子どもたちや家族の笑顔を願い、力強く神戸の街を駆けるつもりだ。

2015/11/10

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