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本番に向けて練習する吉延二三さん(右端)や中安秀人さん(左から2人目)らペースセッター=神戸市中央区、HAT神戸(撮影・竹本拓也)
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本番に向けて練習する吉延二三さん(右端)や中安秀人さん(左から2人目)らペースセッター=神戸市中央区、HAT神戸(撮影・竹本拓也)

本番に向けて練習する吉延二三さん(右端)や中安秀人さん(左から2人目)らペースセッター=神戸市中央区、HAT神戸(撮影・竹本拓也)

本番に向けて練習する吉延二三さん(右端)や中安秀人さん(左から2人目)らペースセッター=神戸市中央区、HAT神戸(撮影・竹本拓也)

 第5回神戸マラソン(15日、神戸新聞社など共催)まであと4日。市民ランナーを支えるボランティアに「ペースセッター」と呼ばれる人たちがいる。それぞれの目標タイムでゴールできるよう一定のペースでランナーを先導する役割だ。神戸では、全国でも名高い陸上強豪高校のOBらが担う。培ってきた“陸上王国”兵庫の強みがここでも生かされている。(阿部江利)

 ペースセッターは、全国の市民マラソンで導入され、神戸マラソンでは第1回から取り組まれている。

 神戸の特徴は、陸上強豪校の卒業生が歴代務めること。今年も全国高校駅伝で優勝経験のある男子の報徳学園高と西脇工業高、女子の須磨学園高(旧須磨女子高)のOB、OGが参加。20~50代の21人が「3時間」から「5時間半」まで15~30分刻みで7区分の目標タイムを目安に走る。

 須磨女子高出身で、5年連続で務める吉延二三(よしのぶふみ)さん(36)=三田市=はもともと中距離選手。「ペースセッターで出場した第1回がフルマラソンとしては初の大会でした」と打ち明ける。実業団を経て、22歳で現役を引退したが、出産後、再び走り始めたころに声が掛かった。

 阪神・淡路大震災の時は中学3年。神戸市東灘区の阪神電鉄青木駅に近い実家は半壊し、周囲では大きな火事もあった。5日後、停電したままの病院で姉が長男を出産した。

 「たくさんの温かさに助けられたことは、今も忘れられない」と吉延さん。昨年は震災の年に生まれたおいが出場し、完走を喜び合った。今年は「4時間」のペースセッター。「ランナーにも沿道の人たちにも積極的に声を掛けながら走る。しんどそうなランナーには笑顔で励ましたい」と話す。

 21人のまとめ役で会社員の中安秀人さん(35)=神戸市西区=も「4時間」のペースセッター。西脇工高で全国高校駅伝優勝、実業団を経て進んだ城西大学では箱根駅伝にも出た。2009年の引退後は、個別にランナー指導を続ける。

 これまで一緒に走った人たちから声を掛けられるのがうれしい。「思い通りの記録で走れたと聞くと、自分のやりがいにもなる。走ることで得られる縁を大切にしたい」と本番を心待ちにする。

 当日は、それぞれ目標タイムを記したピンクのナンバーカードを着用。カラー風船を背中に付けて走る。

2015/11/11

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