商業施設に出店する店舗で行われた「出張輪島朝市」の初売り=3日午前、石川県輪島市
 商業施設に出店する店舗で行われた「出張輪島朝市」の初売り=3日午前、石川県輪島市

 能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市で3日、「出張輪島朝市」の初売りが行われ、正月用の食品などを買い求める人たちでにぎわった。市内の商業施設に20店舗以上が出店し、なじみの客らが店主と「今年もよろしくね」などと新年のあいさつを交わしながら買い物を楽しんだ。

 輪島塗を販売した坂正三さん(71)は仮設住宅で暮らしながら、地震で半壊した作業場で制作を続けている。「昨年はお客さんに元気をもらった。今年もまた前を向いてやるしかないね」と笑顔で語った。

 輪島市に住む父親を東京から訪ねた中浦力也さん(43)と妻明子さん(42)は、干しホタルイカや塩を購入。「地震前の姿が懐かしい。これからも応援したい」と話した。