警察官を装った詐欺電話の手口を知ってもらおうと、各地の警察は実際にかかってきた通話の音声を公開している。2025年の特殊詐欺の被害額は過去最悪を更新しており、電話が端緒となるケースは多い。自身にかかってきた電話の音声を録音し、公開につなげた警察官は「焦らず、詐欺の音声を思い出してもらいたい」と呼びかける。
「(あなたが)被疑者として疑われているんですよ」。長崎県警新上五島署の30代男性警察官に25年10月、警視庁の「モリ」と名乗る人物から電話があった。詐欺事件の捜査を理由に、富山県警に赴くよう求められた。
ビデオ通話に誘導され、ニセの警察手帳を示された。身分証の提示を求められたため「警察手帳とか見せればいいんですか」と応じると、相手は動揺を見せ、通話は切られた。
警察官は通話を録音しており、上司に相談して長崎県警ホームページで公開することに。テレビ局が通話を紹介した動画は、交流サイト(SNS)で660万回以上再生され、反響を呼んだ。
茨城、千葉、京都、広島、山口といった府県警も音声を公開している。























