祈り継ぐ震災21年
阪神・淡路大震災から21年に合わせた市民による追悼行事が58件と、震災20年時よりほぼ半減していることが17日、民間団体「市民による追悼行事を考える会」の調査で分かった。主催団体の高齢化や住民の入れ替わりなど、ポスト20年の課題が浮き彫りになった。
同会は震災3年後の1998年に発足。毎年、兵庫県内の団体などにアンケートを実施し、行政主催ではない民間や地域の集い、ウオーク、法要、コンサートなどの数を調べている。最終的な集計は1月にする予定。
催しの数は、過去最多の110件だった震災20年から一転。震災10年や15年の翌年も件数は減ったが、今回の減り幅は大きく、現時点で2003年以来の少なさになった。1月17日に鐘をつく寺院や教会なども前年比31%減の91件、黙とうや避難訓練などをする県内の学校園も同15%減の1316校園だった。
一方で、来年3月に東日本大震災から5年となることから、被災地間で連携する行事や、追悼だけでなく防災訓練を織り交ぜた催しが目立つ。
同会の計(かず)盛(もり)哲夫世話人は「主催者が高齢化してリタイアしていく中、世代交代が一番の課題。震災を知らない住民も増え、街中の反応も薄れている。節目の年には増えるよう願っている」と話す。(高田康夫)
2015/12/17
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