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祈り継ぐ震災21年

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【追悼の場、泣いてもいい場所に】

 私は、阪神・淡路大震災で息子を亡くしています。

 1月17日の追悼の場だけは「あの日」を想(おも)い、涙してもいい場所だと受け止め、会場に行っています。でも、震災を経験していない人が増える中、あの空気が「重い」といわれている話を聞きました。追悼の場が泣いてはいけない場所になっていく気がして、悲しい気持ちになりました。

 一方、追悼以外の場所では、若い世代で震災を伝えようとしてくれる意識の高い方たちがフィルターになって、「重い」現実を大切な深い「想い」に変換し、伝えていくことが必要なのかもしれません。

 経験した人間の感覚だけでは次の世代に伝えきれない、また経験していない若い世代の感覚だけでも、この先何十年と伝えることはできないでしょう。

 追悼行事の若い担い手の方たちは自分たちの感覚で進める前に、経験した人の話やこれまで頑張ってこられた方たちの想いを知ることから始めてほしいなと思います。(西宮市、主婦、高井千珠、54歳)

 ◇このコーナーは今回で終わります。

2016/1/28
 

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