祈り継ぐ震災21年
災害ボランティアの在り方などを話し合う「東日本大震災復興支援フォーラム」が16日、神戸市中央区の神戸クリスタルタワーであった。宮城県名取市、東松島市の被災者と兵庫県内の支援者ら約110人が参加した。
「ボランティア元年」と言われた阪神・淡路大震災から17日で21年となるのを前に、ひょうごボランタリープラザ(同区)などが開いた。
3月に発生5年となる東日本大震災について、東北大の村松淳司教授は基調報告で自治体によって災害公営住宅の整備など復興に差が出てきている現状などを紹介。「今こそボランティアが必要。人が人として生きるための支援を」と訴えた。
討議では、名取市の仮設住宅の長沼俊幸さん(53)が「仮設住宅から公営住宅へ移ることになり、コミュニティーがまたばらばらになる。家にこもる住民を、ボランティアが外に連れ出してほしい」と話した。東松島市の災害公営住宅に暮らす菅原司さん(62)は「気持ちの復興はまだ。阪神・淡路から5年、20年後の様子はどうだったのか、ボランティアに教えてほしい」。被災地を支援する兵庫県の学生らは「イベントなどを続けていくのが大事」と語った。
続いて、被災者や支援者がグループごとに望む支援や課題について語り、「被災者に直接会い、少しでも一緒に過ごすと喜ばれる」などの声が出た。(藤村有希子)
2016/1/16
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