芦屋市も参画
神戸市は、ベンチャー企業のITで地域課題を解決する事業「アーバンイノベーション神戸」(UIK)の全国展開に乗り出す。第1弾として芦屋市が参画し、歴史文化の発信や、公園の利用促進に挑む。
UIKは行政課題の解決と起業家育成の「一石二鳥」を狙った全国初の取り組みで、NPO法人コミュニティリンク(宝塚市)と神戸新聞社が運営を担う。神戸市は活躍の舞台をさらに提供して新興企業の成長を後押しする一方、他の自治体にもこの枠組みを用いて地域課題を解決してもらうため、全国展開を始めた。
同市から誘いを受けた芦屋市は「単独ではこしらえにくい制度だが、それを生かすことで新しいことにチャレンジできる」と参画を決めた。連携相手を募集するテーマは、歴史文化遺産のデジタル化や魅力の発信と、公園の貸し出し利用のニーズ調査や利便性の高い申し込み方法などの提案。
審査で選ばれたベンチャー企業と芦屋市職員が8月からサービスを共同開発し、市民によるテスト利用などを経て11月の完成を目指す。応募は7月5日まで。神戸市新産業課TEL078・322・0240
(長尾亮太)
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